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[ACL]柏、守備と終盤の攻撃に手ごたえアリ。希望を持って第2戦へ/ACL 準々決勝第1戦 柏×広州恒大

2015/8/28 11:00


[ACL 準々決勝 第1戦 柏1-3広州恒大 8/25(火)柏]

 柏は試合をとおして、相手にシュートを6本しか打たれなかった。カウンター対策に限れば、成果を示した90分間だったと言っていい。DF鈴木は柏の守備組織についてこう振り返る。「11番(グラル)が浮いてきて、中盤に引っかかったところでうまくピックアップしていた。しかし自分たちは落ち着いてスピードを吸収しながら対応できた。距離感が良いぶん、1枚はがされたあとも2、3人で囲んで取ることができていた」。

 ただし、攻撃が目を覚ましたのは後半の途中からだった。柏はFW武富が中央に入る“ゼロトップ”気味のシステムで試合に入ったが、彼は「僕が受けても工藤かクリス(ティアーノ)かという形しかなかった」と前半の流れを振り返る。結果として攻撃の厚みを作れず、最終ラインも崩せなかった。

 しかし61分にエデルソンが1トップに入ると、戦術とマインドの変化が起こり、怖さを出すことに成功した。エデルソンが前に張ったことで、パスの狙いどころはより明快になった。広州恒大のプレスが緩み、柏側がプレッシャーに慣れたことで、ギャップで受けるチャレンジも増えていた。際どいスペースへの動き出しとそれに呼応したパスが増えれば、2人目、3人目の連動も起こって攻撃に厚みが出る。そんな好循環が生まれたことで、柏は流れを取った。

 広州恒大を少なくとも流れの中では封じ、攻撃でも「後半の最後はやりたいことができた。しっかり人数をかけて、コンビネーションを出せた」(武富)ことは第2戦に向けた希望だ。2点ビハインドという現実は無視できない。しかし、試合後の選手たちから絶望した様子は感じ取れなかった。(大島 和人)

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