■FC東京
1年ぶりに復帰した平山の高さとキープ力に期待
お互いに代表選手が不在となる今回の対戦。鹿島は柴崎が不在であるのに対して、FC東京は森重とネイサン・バーンズ(豪州代表)が代表に招集。さらに槙野(浦和)が負傷により日本代表を離脱したことで、代わりに丸山が招集されることになった。これで現状のレギュラーCB二人を欠くことになってしまった。
対応策として考えられるのは、まずは吉本と奈良がコンビを組む形。吉本に関しては昨季はレギュラーとしてプレーし、今季もここまで多くピッチに立っているだけに問題はない。一方、U-22代表の奈良は今季札幌から移籍後、ほとんど出場機会のない状態が続いている。ポテンシャルは高く期待が持てるが、この大事な一戦でいきなり出番を与える可能性は大きいとは言えない。手堅い采配をすることが多いマッシモ・フィッカデンティ監督としては、SBの徳永をCBに移し、右SBに最近好プレーを見せていた松田を入れる形が現実的な選択になるだろう。
攻撃面で期待が集まるのは平山。まだ先日のリーグ戦で約1年ぶりに復帰したばかりだが、バーンズが不在の中で持ち前の高さとキープ力を生かしたプレーが求められる。お互い手堅い戦いが予想される第1戦。ホームのFC東京はしぶとく勝利したい。(西川 結城)
■鹿島アントラーズ
ダヴィ先発へ。さらなる戦力の上積みに期待
すべてはFC東京戦から始まった。突然の監督交代で迎えた就任初戦。2nd第4節(FC東京戦・2○1)から指揮を執る石井監督は破竹の6連勝を記録、ステージ首位に踊り出る快進撃を見せている。
いま思えば、試合内容もその後を象徴したモノだった。柴崎の得点で先制しながらも追い付かれ、CKから昌子のヘディングシュートで突き放す。苦しい展開をセットプレーでモノにする鹿島らしい戦いぶりだった。
ただ、あの試合で1得点1アシストと大活躍した柴崎は日本代表で不在。代わりに山村がボランチで起用されることになるだろう。とはいえ、石井体制になってから、すでに山村はボランチで2試合先発を果たしている。その起用に不安要素は少ない。山村本人も「しっかり準備したい」と気持ちを高めていた。
大きな変化とすれば、2トップの一角にダヴィが起用されそうなことだ。仙台戦(2nd第7節・3○2)に先発したダヴィは周囲と連係が取れず前半だけで交代した。そのダヴィを3試合ぶりに起用することに、戦力として取り込みたい石井監督の意図が透ける。さらにセットプレー要員としてもあの高さと強さは貴重。ダヴィが結果を残せば、さらに選手層は盤石となるだろう。(田中 滋)