アウェイ連戦にはずみを付けるために 2次予選で最初のアウェイ戦となるが、アフガニスタン本国の政情不安により中立地イランが会場となる。レギュレーションは日本に有利だが、カンボジア戦からの長距離移動やイランの慣れない環境など遠征の厳しさはある。標高約1,200mのテヘランは高温で湿度が低く、日射しがかなり強い。現地で最初の練習はランニングに鳥かごのボール回しと軽めのメニュー。GKを含めた全員が順調に消化したが、移動を挟む中4日ということで、当日までコンディションを見極めながら先発メンバーをチョイスする必要がある。
「この暑さは分かっていた」と語ったのは10年にU-19日本代表の遠征でイランを経験している遠藤航。「(空気は)あまり気にならなかったけど、ちょっと乾燥しているなという感じはあったし、最初のランニングをしていたときに喉が渇くみたいなことはあった」という。しっかり気候に慣れることが重要だ。その遠藤も予想するアフガニスタンの特徴はゴール前の球際の強さであり、カンボジアより体格も強度も高くなる相手に対して「まずはそういうところで負けないことは意識しないといけない」と警戒をしていた。
またアフガニスタンとは勝ち点差が『1』しかないことも、この試合の重要性を高める。本田圭佑は「目の前の1試合の質、結果、そこに集中している」と強調するが、来月に控えるイランとの親善試合を含めた年内の遠征5連戦の最初として、はずみを付ける意味でも勝利は重要になる。ここまでヴァイッド・ハリルホジッチ監督が植え付けてきた方向性と、その中で課題となっている攻撃の質、テンポ、精度といったところに向き合いながらも、これまでより強度が高くなる相手に対する攻守のバランス、リスク管理などをしっかり意識して着実に勝利したい。(河治 良幸)