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J1リーグ 第10節
9/12(土) 18:30 @ メルスタ

鹿島
1
0 前半 2
1 後半 0
試合終了
2
G大阪

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復活の常勝 軍団。止めるのは三冠王者か

2015/9/11 10:00

■鹿島アントラーズ
試合ごとに安定感を増す鹿島
 川崎F戦から始まった5連戦を締めくくるのはG大阪戦だ。石井監督はかなり以前からこの連戦をにらんでチーム作りを進めてきた。厳しい日程を承知で「戦い抜こう」と選手を鼓舞。天皇杯の試合が終わった直後にも、ロッカールームに選手を集めたときにあらためて「きっちり勝とう」と訴えたという。何人かの主力選手たちは、中2日が2回続く厳しい連戦となる。特に、西、山本の両SBは出ずっぱり。しかし、いまの戦いの基盤となっている守備の安定を考えると、この二人は欠かすことができない。疲労が重なり、肉体的には厳しい条件での試合になることを承知しながら、あえてそこに挑んでいくのが監督の算段なのだろう。
 ただ、これを無謀な賭けに出たと解釈するのは少し違う。いま鹿島の戦いは試合ごとに安定度を増している。先制点を奪い、追加点を決め、さらにダメを押す盤石の戦いぶり。ここまでの4連戦で先に失点したのは一度だけ。それを可能にしているのが守備の変貌だ。球際の強さばかりがクローズアップされるが、コンパクトな守備は相手の良さを消し去る。むやみやたらと走り回る守り方ではなく、前線からコースを限定してボールを奪い取る守備は合理的。その証拠に、トラッキングデータの走行距離に大きな変化は見られておらず、小笠原が気合いだけで孤軍奮闘していた中盤の守備はいまや昔。両SBが連続出場できるのも、確かな理由があるのだ。
 それでも、相手はパスワークに優れたG大阪である。少しの穴が生じればそこを通してくるだろう。しかし、攻撃力自慢の川崎F(2nd第9節・3○1)を1失点に封じ、FC東京(ナビスコカップ準々決勝第2戦・3○0)には90分を通してチャンスさえ与えない試合を演じた自信は揺るぎない。「G大阪さんは非常に攻撃的なサッカーをする。そこを出させないようにできればウチの流れになる」と石井監督。勝てば年間順位でもG大阪と入れ替わる一戦に挑む。(田中 滋)

■ガンバ大阪
1年前と同じ状況で敵地に乗り込む
 三冠の記憶がG大阪によみがえりつつある。2ndステージでは開幕ダッシュに失敗したものの、清水戦(第8節・1○0)と湘南戦(第9節・1○0)に連勝。しかもスコアはいずれも1-0という最少得点差で競り勝ち、2ndステージ初の連勝。首位・鹿島の背中を追う。「どの大会も佳境。ただ、鹿島に勝ち切れば良い流れでACLに挑める」(長谷川監督)と4日後に控えるACLの準々決勝第2戦・全北現代戦にはずみをつけるためにも、鹿島戦にすべてを注ぎ込むつもりだ。
 上昇気流に乗りつつあるG大阪にとって、1年前と似た状況でアウェイの地に乗り込む。昨年10月5日(J1第27節)のアウェイで鹿島に3-2で逆転勝ちしたことで、チームは初めて逆転Vを意識した。「連勝すれば上との差は縮まるし、僕らは上位との直接対決を残している」(遠藤)。勝てば一気に首位との勝ち点差は『5』に縮まるだけでなく、年間勝ち点ではG大阪を勝ち点3差で追う5位の鹿島を引き離す絶好のチャンス。「リーグ戦に関しての大一番」と指揮官もリーグ戦の明暗を左右する一戦だと自覚済みだ。
 ナビスコカップで大森が負傷離脱したが、宇佐美ら代表組4人も合流し、ほぼベストの状態で臨む。昨季のアウェイ戦は派手な打ち合いを演じたが、リーグ最少失点を誇るチームの持ち味はやはり手堅いサッカーだ。「安定した戦いを続けるためにも極力失点は減らしたい」(遠藤)。石井監督の就任後、鹿島らしい手堅さを取り戻したのと同様、G大阪も今野がバイタルエリアをケアし、遠藤が高い位置までプレスを敢行するダブルボランチの安定感が堅守を支える。
 勝負強さと常勝軍団としてのプライドは両者の共通項だけに、スペクタクルとはほど遠い一戦になるかもしれない。年間勝ち点と2ndステージをめぐり追いつ追われつのねじれた関係にある“元三冠王者”vs“現三冠王者”の対決。この一戦が今季のリーグ戦を占うビッグマッチになることは必至だ。(下薗 昌記)

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