■サガン鳥栖
鳥栖、球際で戦えぬジレンマ
中央に絞り過ぎるあまり、サイドをやられる。そして、前からプレスに行くことを徹底しているが90分続けるのはいくらプロとはいえ不可能に近い。息切れし、試合中盤以降に穴が生まれ、失点を重ねる状況が続く。球際での戦いを森下監督は常に求めてきたが、球際で戦う状況を生むこともできなくなっている。天皇杯2回戦・V大分戦(4○0)で「(プレスに)行き切ることを思い出せた」と菊地は話すが、それがどこまでJ1で通用するか。清水も危機的状況だが鳥栖もそれは同じこと。重要なJ1残留争い直接対決だ。(杉山 文宣)
■清水エスパルス
ここで成し遂げろ、田坂体制初勝利
天皇杯2回戦で、J3の藤枝にまさかの完敗を喫した清水にとって、この試合までに必要なことは気持ちの切り替えになるだろう。この試合に先発すると見られるメンバーの大半は温存に成功したが、チーム全体として試合を支配しながら決定機に決め切れないという「内容は良いが勝てない」状況は変わらなかった。この雰囲気を変えるためには、7試合で1敗しかしていない相性の良さも、すがりたくなる要素ではある。サポーターが待ちわびている田坂監督初勝利は、この試合で成し遂げる。(・田中 芳樹)