退場がゲームを変えた。
全体的には両チームともにチャンスが少なくクローズな展開だった。4連勝中の横浜FMに対して、新潟はリズムが作れず攻撃が停滞。互いに決定打のない状況の前半ロスタイム、セットプレーから新潟のチャンスは訪れた。加藤がゴール前へ入れたFKを大井が豪快なヘッドで合わせて先制に成功。「ファビオと中澤さんのマーク以外に合わせる約束だった」(大井)。
1点リードで後半に入った新潟だったが、プランが崩れた。加藤が立て続けに警告を受けて59分に退場となると、直後の64分に強烈過ぎるミドルシュートをアデミウソンに決められて1-1。「緩いプレーが増えてそれが警告につながった」(柳下監督)。数的不利となったあとは横浜の猛攻に晒される。
だが、逆転だけは許さなかった。新潟は、横浜FMを[4-4-1]のブロックで受けてゴールを死守。93分にもレオ・シルバが退場になり、最後は9人での戦いを強いられながらも同点のままゲームを終わらせた。新潟にとっては、レフェリーのジャッジに戸惑いながらも得た大きな勝ち点1。逆転負けという最悪の結果を逃れたことは不幸中の幸いだった。一方の横浜FMは、数的優位を生かし切れず連勝が『4』で止まった。(藺藤 心)