アグレッシブに試合に入った岡山が群馬を圧倒した。前線からハイプレスを掛けて先手を取った岡山は、片山がボディーコンタクトの強さを発揮して起点を作り、押谷がスピードを生かしてスペースを突き、伊藤が巧みにフォロー。前線の3人が効果的に連係して、「相手のイヤなところに入り込んで攻撃できた」(押谷)。後退を余儀なくされた群馬。「我慢の時間帯に我慢できないのが未熟なところ」と服部監督は語り、36分、37分に畳みかけられた。
スペースへ走ってボールを収めた押谷からのラストパスを伊藤が流し込んで先制した岡山は、片山が左サイドを切り込んで送ったクロスのこぼれ球を矢島が持ち込んで決め、2点を先取。その後も高い集中力を維持して群馬を寄せ付けなかった。後半からウーゴを投入した群馬の攻撃にも慌てることなく対応し、押谷が3点目を奪って突き放す理想的なゲーム運びで勝利を手中に収めた。
ホームで快勝した岡山。「守備が安定しないと何も始まらない」(竹田)と共通理解ができたことで、攻撃にも波及効果が生まれ始めた。「自分たちの意図したディフェンスからの攻撃というのができてきつつある」と伊藤は確かな手ごたえを語っている。とはいえ、「いま一番重要なのは続けていくこと」と加地は気を引き締める。ようやくつかんだ上昇気流に乗っていけるかどうかは、控えている連戦に懸かっている。(寺田 弘幸)