今季からスタートした『東四国クラシコ』の第2戦。讃岐のホームとしては今季2番目となる8,249人を集客し、大いに盛り上がった。
試合としては、序盤は讃岐がペースを握る。セカンドボールを拾い、持ち味のカウンターで何度も徳島を脅かした。しかし、7分にカウンターから作った決定機を岡村が外したことがその後に響く。徐々に流れが徳島へと移り、讃岐のカウンターに対してもエステバンがピンチの芽を摘み続けた。
ただし、徳島もここから苦戦を強いられる。リズムを作り、讃岐に危険な場面も作らせなかったが、相手の守備を崩し切れなかった。讃岐のブロックの外側でボールを回しながら、縦パスを入れ、サイドに振り、クロスを上げるなど、試行錯誤を繰り返したが、決定機と呼べるチャンスを作るまでは至らない。
時間の経過とともに、このまま試合はスコアレスドローで終わると誰もが思っただろう。しかし終盤に、徳島は途中出場の内田が試合を動かした。「外から見ていて仕掛けが少ないと感じた」(内田)。積極的にしかけ、右サイドで局面を打破するとCKを獲得。87分、自ら蹴ったCKは清水にパンチングではじかれたが、こぼれ球を長谷川悠が折り返し、マークを外した冨田が頭で押し込み決勝点。「そこまで強い選手がマークについていたわけではないので、前半から自分を狙ってくれと伝えていた」(冨田)。チーム最年長・冨田が徳島を勝利に導いた。(柏原 敏)