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[ACL]G大阪、2度目のアジア戴冠に向けて最大の難所

2015/9/30 12:58



2試合を通じてのマネジメントが不可欠


 26日、苦手だった柏相手にリーグ戦で3-1と快勝した直後、G大阪のゴール裏からは「アジアをつかみとれ」とのチャントが響き渡った。ACLでは1分2敗という低調なスタートから徐々に地力を発揮して来た大阪の雄はクラブ史に残る準々決勝を勝ち上がり、08年以来となるアジア4強に名を連ねた。「ここが目標じゃない。開幕前からACL優勝は大目標だった」と遠藤が言い切るように、三冠王者が目指して来たのは2度目のアジア戴冠だ。そのための最大の難関と言えるのが広州恒大との準決勝である。「相手は優勝候補の筆頭。この2試合が優勝に向けて大事なのは間違いない」(遠藤)。安易に相手チームを絶賛しない大黒柱でさえも、“筆頭”と認めざるを得ないほど広州恒大の力は東アジアで図抜けている。

 そんなアジアの雄に対して、G大阪は二重の足かせをはめられて挑むことになる。準々決勝第2戦・全北現代戦(3○2)で退席処分となった長谷川監督がこの試合は指揮を執れず、片野坂知宏ヘッドコーチが監督代行を務める。さらに全北現代戦では右SBやCBで奮闘した丹羽も出場停止。それでも岩下はチーム力に自信を持つ。「ここまではチームのみんなで戦って来た」。「第1戦の一発勝負ではないから」と片野坂コーチが言い切るように、2試合を通じてのマネジメントが不可欠になるが、敵地での悪条件の中で戦う第1戦のタスクは大量失点で負けないことだ。「ゴールで準決勝に連れて来てもらった恩を返したい」と意気込む出場停止明けの宇佐美の得点を含めて攻撃陣は本来の迫力を取り戻しつつあるが、チーム全体として守備意識を高めない限り、広州恒大の圧力はしのげない。「2試合トータルで勝ち上がりたい」(遠藤)。引き分け以上が理想だが、地力の差を考えれば僅差の負けも十分な収穫である。(下薗 昌記)

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