金沢は前節・長崎戦(1△1)に引き続き、低い位置でブロックを形成。原点回帰した戦い方で勝つことができれば、自信を取り戻すきっかけにも成り得た。しかし、結果は…。
立ち上がりから熊本がボールを保持して押し込んでいるように見えた。だが、これは金沢にとって想定の範囲内。熊本はミドルシュートを打つ、CKに変化を付けるなど打開の糸口を探る。金沢のブロックの外側でボールを回し、サイドチェンジからゴールに迫る場面もあった。しかし最後のところで金沢が体を張り、0-0のまま前半を折り返す。
そして迎えた66分、CKに作田が頭で合わせ金沢が待望の先制点を獲得。対する熊本は前線に投入した巻にシンプルなロングボールを放り込む。84分には岡本に代えて清武を投入。金沢は89分、メンデスを最終ラインに送り込み、5バックで逃げ切り体制へシフト。あともう少しの辛抱でホームスタジアムに4カ月ぶりの歓喜が訪れる。はずだった…。
後半ロスタイムの92分。熊本が絶好の位置でFKを得ると、清武の「壁が高かったので逆サイドを狙った」というキックが金沢のゴールネットを揺らした。「久しぶりの勝ちが終了間近ですり抜けてしまった」(清原)。12試合連続の失点となり、これで15戦勝ちなし。季節が夏から秋へ変わっても、金沢はいまだ結果を変えられずにいる。(野中 拓也)