川崎Fは2度追い付かれるも、3度突き放す
チャンピオンシップに出場できる年間順位3位以内、2ndステージ優勝争いへの生き残りを懸けた一戦は、開始早々から試合が動く。2分、川崎Fが左の中野を起点に攻撃。ドリブルでの仕掛けからグラウンダーのパスをゴール前に送ると、これを大久保が押し込み先制に成功。序盤から等々力が大きく揺れた。
一方、ACL準決勝第1戦・広州恒大戦(1●2)から中3日の過密日程で迎えたG大阪は、遠藤とパトリックが攻撃をけん引。川崎Fの最終ライン裏のスペースを有効に使いながら攻撃をしかけ、42分には遠藤の鋭いクロスから最後はパトリックが決めて同点に追い付いた。だが、前半はこれで終わらない。ロスタイムに中村のミドルシュートが突き刺さり、川崎Fが再び勝ち越す。
その流れのまま、55分には、この日再三ドリブルでの仕掛けからゴールに近付いていた中野がゴールを決める。川崎Fが試合を決定付けたかと思われたが、ここで踏みとどまれないのが川崎Fの課題だろう。66分、71分と、中央のマークの緩さを突かれて連続失点。試合は再び振り出しに戻ってしまう。
それでもこの試合、次につながる大きな勝ち点3を手にしたのは川崎Fだった。この日輝きを見せていた中野と車屋のコンビネーションから75分にPKを獲得。これを大久保がきっちり決めて勝ち越すと、川崎Fのエースはダメ押しとなるエウシーニョの5点目もアシストし、試合に終止符を打った。
敗れたG大阪は、やはり過密日程の厳しさがピッチに表れた。3得点の踏ん張りの裏で5失点の守備崩壊。上位戦線から一歩後退したが、もう一度切り替えて前を向く必要がある。(林 遼平)