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ワールドカップ予選
10/8(木) 22:00 @ シーブ

シリア
0
0 前半 0
0 後半 3
試合終了
3
日本

Column 試合前コラム

[日本代表]問われる16.5mの中での守備

2015/10/7 10:39

 これまでの予選の3試合は攻撃面の課題や成果が注目されてきたが、現在首位のシリアは13得点と攻撃も好調であり、これまでよりリスク管理や守備が問われる。事前にシリアの8試合をチェックしたというヴァイッド・ハリルホジッチ監督は特にゴール前での効果的な動きを警戒している。確かにここまで21歳ながら3得点を挙げているFWハルビンやオランダやベルギーで活躍したエースのマルキが高い位置で危険なパスを引き出す形はこれまでの相手にない鋭さがある。そこでカギを握るのが高い位置からのディフェンスだ。ハリルホジッチ監督は「これまでの3試合、相手はわれわれの16.5mの中に到達していない」と語り、ペナルティーエリアとその両脇に侵入させない守備が機能していることを強調した。相手陣内で攻撃する時間が長い中でも、ボールを失ったところからすぐプレッシャーを掛け、裏への強引なボールにはディフェンスラインがしっかりケアして相手FWに良い形でボールを持たせていない。攻撃時にディフェンスラインが高いポジションを取るのは守備に切り替わったときに、そのままプレッシャーを掛ける意図も込められている。武藤嘉紀も「(守備の)イメージはしているし、どういう相手だろうと自分は攻守でチームのために走ることに変わりはない」と語るように、前線からGKまで高い意識を持って相手の起点をつぶしていくのが基本となる。

 ただ、シリアは縦への推進力があり、中盤の選手が長短のパスを正確に出せるチームだ。しかも、日本より早く現地入りし、オマーンと親善試合を行っており、コンディションも良さそうだ。山口蛍は「自分たちが押し込まれる時間帯も、もしかしたら長くなるかもしれない」と警戒を強める。ハリルホジッチ監督は高い位置、中間の位置、低い位置と、状況に応じた3つのブロックをチームに植え付けている。シリア戦はここまで3試合でほとんどなかった自陣で守る場面も増えるかもしれない。そこでも後手に回らず、自分たちの守備組織を崩すことなく相手FWの自由を奪えれば、結局は16.5mで良い形を作らせないことは可能だ。

 要は3つのブロックの切り替え。勝利のためには得点が必要なのは言うまでもないが、守備では基本的に高い位置の守備を志向しながら、状況に応じてチームとして切り替えて最善のソリューションを実行していけるかが勝負の生命線になる。(河治 良幸)

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