■アビスパ福岡
主力のコンディションは万全
天皇杯を敗退していた栃木とのコンディション差を考慮し、14日の天皇杯3回戦・町田戦では直近のリーグ戦から先発を総入れ替えして戦った福岡だが、0-2で敗れた。井原監督は「リーグ戦一本に絞れる」と強調するものの、この敗戦の影響は気がかりだ。柏のコーチ時代に“ネルシーニョイズム”を体現し、これまで大幅なメンバー入れ替えはせずに結果を得てきた井原監督自身、初めてその流れを自ら崩すことになった。それだけに、今節・栃木戦の結果が重要になる。万全のコンディションで臨める主力選手たちは、残留に向け、鬼気迫る思いでぶつかってくる栃木をはね返せるか。アバウトなボールでも収めてくれるウェリントンを活用しながら、栃木の気迫をいなしつつ、勝ち切りたい。(杉山 文宣)
■栃木SC
ひるまず、果敢に戦い続けるのみ
残留を争う直接対決となった前節・大分戦(1△1)の激闘の収穫は、負けを恐れずに果敢に戦えたこと、その結果7試合ぶりとなる先制点が奪えたことだ。大分戦の直近の2試合は失点を恐れて守備的な5バックを敷いたがいずれも先制され、苦しい展開を強いられた。大分戦は4バックに戻しての真っ向勝負。システムや戦術うんぬん以上に、恐れずに戦う気持ちの大事さをあらためて痛感させられた。今節対戦する福岡は、堅守速攻の鋭さが光る。今季の栃木が散々やられてきたスタイルだが恐れてはならない。やるべきは、リスク管理を徹底した上で果敢に攻めること。そして勇敢に守ること。前節の姿勢を見せ続けることが「最低ベース」(菅)であり、逆にそれを失ったときに生き残りへの道は閉ざされる。(鈴木 康浩)