■ガンバ大阪
パトリック、倉田が出場停止。得点を渇望する赤嶺
ナビスコカップで決勝に勝ち上がり、公式戦3連敗にピリオドを打ったG大阪。今季最大の一戦となるACL準決勝の第2戦・広州恒大戦を直後の21日に控えるが、前節・川崎Fに完敗(3●5)したリーグ戦ではもはや、瀬戸際に追いつめられている。「もうわれわれには4連勝しかない」(長谷川監督)。広州恒大戦ではなく、まずは浦和戦にすべてを注ぎ込む格好だ。
「コンディションを考えて起用したい」と話す指揮官だが、パトリックと倉田が出場停止のため、基本的には代表組を含めた現状のベストで浦和を迎え撃つ。引き分けでも苦しくなる大一番で、求められるのは勝利のみだが、1トップには赤嶺が起用される見込みだ。
13日のイラン戦からの過密日程となるエースの宇佐美は「こういう移動は経験しているので免疫はあるし、こういう日程でもやらないといけない」とパトリック不在の攻撃陣をけん引する気持ちを見せた。赤嶺は今期加入後、公式戦での得点はないが最近の動きに関しては上々。「勝利がまず一番だが、得点も欲しい」と大一番での初ゴールを渇望する。Jリーグが開幕した93年から幾度となく好勝負を繰り広げて来た万博での浦和戦もいよいよ最後。「アウェイで負けたリベンジをする」と長谷川監督も言い切った。(下薗 昌記)
■浦和レッズ
昨季の経験を生かし、いまの力を見せ付ける
「それは間違いない」。残り4試合、中断明けで迎えるG大阪戦は大事な試合という認識なのか。そう問われると梅崎は間髪入れずにそう答えた。それは選手、チームの共通認識でもある。
もちろん、昨季(J1第32節・0●2)とは違う。勝てばリーグ優勝が決まった状況とは異なり、この試合で何かが決まるわけではない。ただ、年間1位に向けて、そしてチャンピオンシップに向けて、落とせない試合であることに変わりはない。昨季は「あの試合で勝つことにすべての力を出し過ぎて、負けが想像以上にみんなにダメージを与えてしまった」(関根)ため、以降2試合も勝利を逃すと同時に優勝も逃した。その経験を生かすべきときだ。
15日のトレーニングでは練習前の指示が長く、練習中も最後のゲーム以外は頻繁に止めて細かく指示を送るなど、ペトロヴィッチ監督に気合いが入った様子が見受けられた。ただ、練習内容はG大阪を過剰に意識することはなく、「いつもの意識付けというか戦術の確認」(森脇)であり、大事なのは「相手より自分たちのプレー」(西川)だ。「昔から因縁と言っていいほど注目されるカード」(西川)で昨季との違いを見せ、いまの浦和の力を誇示することができるか。(菊地 正典)