シュート数は5対11、決定機の数では1対6。それでもスコアレスドロー。どちらが勝ち点1を拾い、どちらが勝ち点2を失ったのかは明らかだった。
横浜FCは前半から「まったくプレスがハマらなかった」(佐藤)。「(守備ブロック)を下げさせられて、奪ったあとも前に人数がいなかった」(松下)ため、簡単に裏へ蹴る攻撃もできず、中盤でボールを奪われては自陣深くまで運ばれた。特に左SBの永田の裏を再三突かれ、31分には石櫃のクロスから原川が、34分には伊藤のクロスから駒井が決定機を迎えた。
後半は横浜FCもややリズムを取り戻す。京都の長所である右サイドを避け、「相手の左SBにボールを出させるようにした」(中田監督)と同時に、石櫃に引っ張られていた小池と、松下の左右を入れ替え、「小池の走力を生かして攻めようと」(中田監督)した。簡単に裏を突く攻撃に、京都は「守備が間延びしてしまった」(原川)。互いにスペースがある中、それでも優位にあった京都は宮吉に代わった大黒が2回、駒井、伊藤が1回ずつ決定機を得るが実らず。横浜FCも終盤、小池が右サイドをえぐって折り返すが、野村の決定的なシュートは軸足に当たり、大久保が詰めるがGK清水にかき出された。
試合後、石丸監督は「ゴールが遠いことに尽きた」とうなだれた。J2タイ記録の8連続ドローとなった京都は、いまだ残留争いから片足を抜くことができない。(芥川 和久)