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J1リーグ 第16節
11/7(土) 14:00 @ 三協F柏

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試合終了
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FC東京

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FC東京再浮上のカギ。それは堅守の復活あるのみ

2015/11/5 20:26

■柏レイソル
前節を再現し、スタイルの定着を証明したい
 2ndステージ制覇の望みが消え、リーグ戦でACLの出場権を得る可能性もすでにない。柏は残る2試合をそんな状況で迎えている。吉田監督が不本意な形で退任することについても、さまざまな思いを持つ選手がいるだろう。「成績不振」「飛躍が望めない」という退任理由を、クラブを取り巻く全員が納得しているわけでもない。とはいえどんな状況でも全力を尽くし、勝利を目指すことはプロの責任だ。
 FC東京は工藤が「守備が堅いチームに苦戦しているのは自覚している」と述べる、まさにそんなスタイルの相手だ。もちろんスペースを見付ける、スペースを作り出す、ボールを動かすといういつもの作業は変わらない。真ん中を締めている相手に対してサイドで数的優位を作り、ポイントを作ってペナルティーエリア内に入っていく崩しもチームが続けてきた基本だ。ただしそのクオリティーが今季の平均値だったら、良い結果は望めないだろう。柏は前節・清水戦(J1・2nd第15節・3○0)で、ボールを握って展開を落ち着かせつつ、最後までコンパクトな組織を保つ試合運びをようやく実現した。そんな内容を再現することで、スタイルの定着を証明したい。
 柏が利用したい相手の“スキ”は焦りだ。チャンピオンシップ進出に向けて、勝ち点3が必要なFC東京にとって、0-0で試合が進むことはより大きな重圧となる。工藤が「0-0でも攻め急がず、しっかり後半に(点を)取れる状況に持っていければ問題ない。そういう駆け引き、心理戦も楽しみながら進めて行ければいい」と口にする理由がそこにある。相手の焦りを引き出すためにも、ボールを巧みに握って試合を落ち着かせる“コントロール”が大切だ。(大島 和人)

■FC東京
連続複数失点中。「まずは原点に帰る」(森重)
 これまで長らく保ってきた年間順位3位の位置から、FC東京は転落してしまった。チャンピオンシップ進出争いで後手に回る格好となった現在。チームに残されている可能性は、リーグ戦残り2試合を連勝し、一つ上の順位にいるG大阪を抜き返すというシナリオしかない。
 常にマイペースが売りの河野は、今週、髪を金色に染めてきた。「ちょっと雰囲気を明るくしようかなと思って」。その雰囲気とは、自分だけでなくチームの空気も含まれていたかもしれない。「(田邉)草民に『下品!』と言われたけど(笑)、でもみんなに見やすいようにね」と明るく振る舞うと、その流れでこう話した。「とにかく残り2試合、勝つ。それだけ。負けて順位がどんどん落ちたら、周りから『また結局東京は一緒か』と言われる。それはイヤだから」。余計なことは考えない。端的で明確な河野の思いは、あと二つ勝つしかないチームにとって必要な覚悟である。
 気持ちの面だけでなく、戦い方の覚悟も求められる。湘南、浦和に連敗。さらに2試合連続で複数失点をしている。これは今季2度目のケースである。主将の森重は「まずは原点に帰ること」と強調する。「いまは失点が多い。このチームはここまで、守備的に戦って活路を見いだしてきた。勝利するには得点が必要。でも多少守備的になってもいいから、失点ゼロで抑える。それが、自分たちがやるべきこと」。
 多彩な戦い方ができるチームではない。無骨に、これでもかというほどに守備に徹し、シンプルな攻撃で相手ゴールを陥れる。柏戦、FC東京がアウェイのピッチで表現すべきサッカーは一つしかない。“堅守あるのみ――”。その指針がブレることは許されない。(西川 結城)

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