群馬が自動昇格を狙う福岡に完敗を喫した。
スコアレスでゲーム終盤まで持ち込むという群馬のプランは前半ロスタイムに崩れた。末吉が蹴った右サイドのFKを濱田にヘッドで叩き込まれて0-1で折り返す。青木は「結果的にはあの失点が重かった。ウチは先に失点してしまうと厳しい」と嘆いたが、いまの群馬に1点をはね返すだけの攻撃力は備わっていなかった。
後半は、福岡の勢いに飲み込まれて防戦一方。怪物ウェリントンを頂点とする迫力ある攻撃への対応で後手に回り、最終ラインがズルズルと後退。69分、中村北のクロスを酒井にヘッドでねじ込まれると、76分にはCKからウェリントンの超絶ヘッドで0-3。マークに付いていた川岸は「高さとパワーを抑えることができなかった」と白旗を上げた。群馬は終了間際の後半ロスタイムにも平井にダメ押し点を許して4失点。福岡に個人の力、チーム力、戦術の差をまざまざと見せ付けられた。服部監督は「フィジカルで負けた。理屈抜きに相手が強かった」と敗因を語ったが、完敗の原因をフィジカルに押し付けてしまってはチームがこれ以上成長することはない。
一方、ゴールラッシュで快勝した福岡は破竹の6連勝。井原監督は「チームに力が付いてきている」と頬を緩めたが、両チームの内容は対照的。双方の現状がくっきりと表れた一戦だった。(藺藤 心)