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J1リーグ 第16節
11/7(土) 14:00 @ 三協F柏

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試合終了
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FC東京

Column 試合後コラム

[柏]残ったのは課題と口惜しさ

2015/11/10 15:03

 試合を落ち着かせて相手の焦りを誘いたい。そんなゲームプランは開始早々に打ち砕かれた。きっかけは一つの不用意なプレー。CBエドゥアルドが相手のクロスを頭ではじかず、ゴール前でトラップしてピンチを招き、CKを与えてしまう。直後のセットプレーで大津がファウルを犯し、柏はPKから先制を許した。

 柏はそもそも試合の入りが良くなかった。秋野は「相手がSBにプレッシャーを掛けてきていた。相手がブロックでブワーッと動いて来て、かいくぐるまでに少し時間がかかった」と振り返る。柏はまずサイドにポイントを作ってエリアに侵入する狙いがまったく機能しなかった。中央から縦に当てるクサビは出せていたが、前線へのサポートが薄く、距離も遠かった。前半について言えば、決定機は皆無だった。

 後半に入って、表面的には柏に流れが移ったように見えた。ただ、背景にはFC東京がつぶしどころや奪いどころを下げ、中を固めたという遠因がある。大谷が「自分たちが攻め込んでいたが、FC東京は今年こういうゲームを守り切ってモノにしてきたチーム」と振り返るように、柏が試合を掌握し切れていたわけではない。それでも柏のチャンスは増え、クリスティアーノのFK、大津のミドルシュートなど際どい場面は再三再四あった。柏がチャレンジを欠いたということではない。しかし、結果は無得点だったし、1点はともかく2点、3点を奪い切る迫力、可能性は感じられなかった。

 引いた相手を崩し、ビハインドをはね返す――。これはサッカーにおける究極の難題と言っていい。「押し込んだときはゴールに近付けば近付くほど、どれだけ落ち着けるかが大事。守備の堅いチームを崩すには一工夫が必要だった」という大谷の分析は妥当だろう。しかし、そのようなメンタルやアイディアは一朝一夕に身に付く部分でない。開幕からの8カ月を振り返ると、柏はチームとして堅守をこうクリアするという“絵”を十分に示すことができていない。“柏から世界へ”の望みは、15日に4回戦を迎える天皇杯しか残っていない。しかし、このもどかしい試合から今季のラストチャレンジにつなげられそうなモノは、課題と口惜しさだけだった。(大島 和人)

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