■ファジアーノ岡山
プロの矜持を見せ、ここで課題を解決する
前節・岐阜戦(0△0)で岡山のJ1昇格プレーオフ進出の可能性はなくなった。どん底からはい上がって一時は上位進出の機運をつかんだが、ここ5試合を4分1敗。岩政は「自分たち次第だった」と語り、「力がなかったということ」と、力不足を認める結末とともに、ホーム最終節を迎えることとなった。
もっとも、シーズンはまだ終わっていない。「こういう消化試合となった試合でも100%でやれるかどうかが、最終的にどういう選手になってくるかにつながってくる」と岩政が語るように、プロとしてやるべきことをやり抜かなければならない。
また、長澤監督は残り2試合をこう捉える。「取れるか取れないか、というところで千葉は取ってきた。われわれはそこの課題を突き付けられて、まだ解決できていない。今年のチームの課題はあと2戦で解決しないといけない」。岡山は“ここで勝っていれば”というゲームに勝てなかった。その課題と向き合い、乗り越えるために今節は非常に有意義だ。対戦相手は切迫した状況でJ1昇格プレーオフ進出を争う千葉。緊張感あるゲームが待っている。「応援してくれる人と一緒に喜び合いたい」(加地)。サポーターへの感謝を伝えるためにも、岡山は千葉に歯向かっていく。(寺田 弘幸)
■ジェフユナイテッド千葉
連勝を遂げてJ1昇格プレーオフまで突き進め
千葉は前節でJ1昇格プレーオフを争う東京Vに1-0の勝利を収め、3試合ぶりに順位を6位に戻した。しかし、勝ち点57に3チームが並んでおり、残り2試合を落とせない状況に変わりはない。
昨季の山形は、第39節・熊本戦(3○1)終了時は7位だったが、この熊本戦から3連勝を遂げて6位を確保した。J1昇格プレーオフは準決勝で磐田を、決勝で千葉を破り、勢いそのままにJ1への切符を手に入れた。千葉も前節の勝利を生かし、5月以来の連勝を収めることが、プレーオフ進出のために重要になる。
その中で迎える今節の岡山戦は、佐藤勇とパウリーニョを出場停止、ネイツ・ペチュニクとアン・ビョンジュンを代表招集で欠く。チームの大黒柱やエースの不在はチームにとって大きな痛手であるが、「シーズン終盤で出場停止やけがはあり得ること。プレーオフ出場のためにも代わりに入る選手が、チームのためにしっかりプレーすることが大事」と佐藤勇は話す。
この苦境を乗り越えるためにも、負傷離脱から復帰した井出や水野、最近はベンチから外れているオナイウなどの奮起は必須だろう。自らの手でJ1昇格プレーオフ進出を果たすためにも、今節は新たな力の活躍で連勝をつかみ取りたい。(松尾 祐希)