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J1リーグ 第17節
11/22(日) 13:30 @ 三協F柏

1
1 前半 0
0 後半 1
試合終了
1
新潟

Report マッチレポート

ホーム最終戦で大胆な実験を見せた柏

2015/11/23 14:12

引き分けに終わるも、一つの可能性を示した柏
 吉田監督は「お互いがやりたいこと、持っているモノを出す試合になる」と最終節の展開を見通していた。チャンピオンシップ進出、J2降格のいずれとも無関係の両クラブ同士の戦いは、良くも悪くも大胆さを示しやすい。実際に柏がかなり尖がった形で“やりたいこと”を出そうとする試合になった。
 1トップに配置されたのは工藤でなく中川。身長155cmの彼に体を張るプレーを期待するのは酷だが、パスコースを作る動きにその強みがある。CBの隙間をこまめに動きつつ、ここという場面では抜群の動き出しでスプリントを掛けた。一方で彼が引くことで、ほかの選手が進入するスペースを空ける工夫も見せる。CBが中川のマークに付くか、離すか、迷わせる微妙な位置取りを常にしていた。「持ち味を発揮した」と指揮官が評価する動きだった。
 要は名将グアルディオラの十八番ともいうべきゼロトップ、ファルソ・ヌエベ(偽9番)のシステムである。「ベースが整っていなければただの奇策で終わるところだった」(吉田監督)というやり方が相応の機能を見せ、20分過ぎから柏は試合の主導権を確保する。チャンスが生まれていたのは遅攻よりもカウンター。「相手の後ろからボランチに圧力を掛けて、突いて、誰かが奪うという場面を作った」(吉田監督)という中川の気を利かせた動きもあり、高い位置でのボール奪取から、やや前がかりな新潟の背後を突く場面が増える。そんな中から生まれたのが24分のCK。柏はオウンゴールという幸運な形ではあったが、先制点をもぎ取った。
 中川が57分に大津と交代したことで“いつもの形”に戻った柏だが、一つの可能性を示した今季最終戦の実験だった。(大島 和人)

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