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J2リーグ 第42節
11/23(月) 14:00 @ ヨドコウ

C大阪
2
1 前半 0
1 後半 0
試合終了
0
東京V

Report マッチレポート

蘇生した桜。自信を胸にJ1昇格プレーオフへ

2015/11/25 10:45

球際と走力。新監督が植え付けた“本質”


 勝ってJ1昇格プレーオフをホームで戦える4位を決めたいC大阪と、J1昇格プレーオフ進出へは勝利が最低条件の東京V。両チーム勝ち点3への意欲にあふれた試合は、互いに攻め合う見ごたえのある一戦となった。その中で、チャンスを作り出す質、決め切る力において東京Vを上回ったC大阪が、前後半に1点ずつ、いずれもCKから茂庭が決めて、2-0で勝利を収めた。
 17日、パウロ・アウトゥオリ監督の退任を受け、電撃就任した大熊新監督。1週間という限られた時間の中で、「球際と走力」「セットプレー」「攻撃の改善」の3つを掲げて練習に取り組んだ。得点はいずれもCKからだったが、セットプレーを含め、クロスに対してはニアに入ることを徹底した練習の成果が発揮された形。1点目は田代と田中がニアでつぶれ、茂庭が中央で空いた。2点目は茂庭自身がニアへ飛び込んだ。「球際と走力」においても、攻撃ではパスを出せば追い越す、守備では一人が抜かれてもカバーに入るなど、“動く、走る、戻る”といった基本的だが大事なことを、最後までやり抜く姿勢をチームは貫いた。
 チームの士気向上という効果も如実に現れた。「大熊さんのためにも、という思いはある」と玉田が話したように、“大熊強化部長”に声をかけられ、今季、C大阪加入を決めた選手は多い。そんな彼らは総じて高いモチベーションを持ち、試合に臨んでいた。
 それらプラス要素の一方、J1昇格プレーオフを勝ち抜く上での課題も見られた。守備では、パスの出し手にプレスが掛からず、またプレスが連動できないときは、3人目の動きで相手に簡単にスペースを使われる場面があった。攻撃でも、人数をかけてボールをつなぎ、あと一歩で崩せそうな場面でラストパスがズレ、決定機を逸することも目立った。大熊監督自身、「ある程度やろうとしていることはできたが、まだまだスキもある」と語る。それでも、新指揮官が、自信を喪失しかけていた選手個々の力を引き出し、チームを蘇生させたことは事実。試合後、新指揮官は、「セレッソが築き上げてきた重みを胸に刻んでJ1昇格プレーオフを戦う」と決意を述べた。(小田 尚史)

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