Match 試合速報

J1昇格プレーオフ 準決勝
11/29(日) 15:30 @ ベススタ

福岡
1
0 前半 0
1 後半 0
試合終了
0
長崎

Report マッチレポート

いまの強い福岡にジンクスなんて関係ない!

2015/12/1 20:10

ウェリントン、蜂のひと刺し。圧巻の存在感
 サッカーはメンタルスポーツと言われる。J1昇格プレーオフでは普段のリーグ戦とは違い、引き分けでも勝ち上がりという付加価値がリーグ戦上位チームに与えられる。“リーグ戦とは違う”が精神的に作用する点は少なからずあるはずだ。現に試合前に中村北は「逆に良くない」と、その影響を懸念していた。過去の例でも“3位チームが未勝利”というデータがそれを物語る。
 長崎としては「0-0の時間を長くできれば、相手の焦りを誘うことができる」(高木監督)とメンタル面が作用する展開に持ち込む目論見だった。しかし、福岡にはその目論見を打破する強さがあった。福岡において最も警戒すべきウェリントンにはCBとボランチで挟み込み、対応するチームがリーグ戦終盤から増えた。長崎も同様の形を取ってきたが、「二人で挟み込んできたけど、それでも勝っていた」と末吉が言うようにウェリントンの存在感は圧巻だった。それにより、福岡のボランチ、シャドーはセカンドボールの予測に対しても前目の位置を取り、長崎を押し込むことに成功した。後半早々に立て続けに3つのセットプレーを得て、そこから得点が生まれたが、セットプレーでも押し込んでいなければ得られないゴールだった。長崎はメンタルゲームに持ち込む前に福岡の圧力に屈してしまった。先制さえできれば相手に“2点を取らないといけない”というプレッシャーが生まれ、上位チームにとってはアドバンテージがより生きる。その後はGK中村航の好守を中心にゲームをしっかりとクローズした。
 リーグ戦からの連勝はこれで『9』となった。“勢い”と形容されるが、決して勢いではない。「負けない自信がある」と末吉が言い切るように、今季積み上げてきた自分たちのスタイルへの絶対的な自信が福岡にはある。自分たちへの絶対的な自信が生み出すチームとしての堂々たる振る舞いの前に、3位チームは未勝利というジンクスは障壁にならなかった。(杉山 文宣)

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