Match 試合速報

明治安田生命Jリーグチャンピオンシップ 決勝
12/5(土) 19:30 @ ホトフィ

広島
1
0 前半 1
1 後半 0
試合終了
1
G大阪

Preview 試合プレビュー

残り90分。勝負はまだ決していない

2015/12/5 7:28

■サンフレッチェ広島
広島の強さを示す最高の舞台が用意された
 過去のチャンピオンシップの歴史を紐解いても、第1戦を勝利したチームが100%王者に輝いている。第1戦で3つのアウェイゴールを叩き込んだ広島が、有利な立場であることは間違いない。もっとも、何が起こるか分からないのがサッカーであることを第1戦で身をもって実感したばかり。「ギリギリまで何が起こるか分からないという現実を肝に銘じてやっていきたい」と青山は気を引き締める。
「第1戦以上にG大阪は攻撃の圧力、前線からの圧力を掛けてくる」(森保監督)展開は必至。リーグ最少失点(30失点)を誇った守備陣の真価が問われる一戦となるが、規格外のパトリックのパワーと卓越した宇佐美の個人技を中心としたG大阪の攻撃をしのぎ切るのは難しい。2失点しなければいい状況だが、ゴールを奪うことでさらに有利な状況に立つことができる。奪ったボールをつないで攻撃時間を増やし、前がかりになったG大阪の背後を突いていくことが肝要だ。守備の耐久力と同じくらい、ボールを保持しているときの判断、技術が問われる。第1戦でミスが起きたポゼッションの際の判断はチーム全体で整理して試合に臨む必要がある。
 そして、たとえ1失点しても動じず、90分をかけて1得点を奪いに行く姿勢を打ち出したい。どんなスコアの動き方をしても、今季養ってきた冷静にゲームを運ぶ力を発揮していけば、広島の優位は動かない。日程面のアドバンテージがあるのも広島側だ。試合終盤にジョーカー・浅野のスピードが生きる土壌も必ず生まれる。「やるべきことをしっかりやれれば、良い結果は待っている」(青山)。
 たくましく、勇ましく、苦境もチーム全員ではねのけて進んできた15年は、いよいよ最終局面。3万人を超えるEスタに、昨季の三冠王者がプライドを懸けて乗り込んで来る。今季の広島の強さを示す最高の舞台が用意された。(寺田 弘幸)


■ガンバ大阪
開き直って、高いハードルに立ち向かう
 後半ロスタイムに痛恨の2失点を許し、広島に逆転負け。「ホームで第1戦を勝てずに残念」(長谷川監督)。逆転負けを喫した昨季王者は文字どおり、土俵際まで追い詰められた。
 今季、国内外で数多くのホーム&アウェイ方式を経験して来たG大阪にとっても飛びきったことのない高いハードルが敵地で待つ。2点差以上の勝利か、4得点以上を奪っての1点差勝利――。
 勝利が大前提となる大一番に向けて、まず必要なのがメンタル面の切り替えだ。「切り替えてやるのが一番大事」。試合後の会見で、指揮官がこう言えば、遠藤もこんな本音を口にする。「修正する時間もあまりないので、ここからはメンタルが重要になる」。広島にねじ伏せられたというよりは、稚拙なミスで自滅した格好の第1戦だっただけに、チーム全員がいかにベクトルを合わせられるかがポイントになる。
 そしてビハインドをはね返しての優勝に向けて不可欠なのが、指揮官が立てる適切なゲームプランである。オ・ジェソクの退場ですべてが水泡に帰したものの、第1戦でG大阪は2ndステージ王者で年間1位の広島に対して理想的な展開を見せた。オ・ジェソクの代役は米倉で問題ないが、迷いどころは1トップの人選だ。第1戦は宇佐美をトップ下で生かすべく配置された長沢が攻守でチームを支えた。しかし、パトリックも第2戦にはフレッシュな状態でスタンバイ。第1戦どおり、慎重な戦いを図るならば長沢。リスク覚悟の攻撃的布陣ならばパトリック。その顔ぶれにチームのスタンスが透けて見えるはずだ。
 クラブ史上初となるリーグ連覇か、それとも今季2度目の準優勝か――。瀬戸際に追い詰められたチームが立ち返りたい原点がある。「僕らは3位のチームなんでね」(遠藤)。
 失うモノはもともと、何もない。開き直って、広島という高いハードルに向かうだけだ。(下薗 昌記)

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