Match 試合速報

J1昇格プレーオフ 決勝
12/6(日) 15:35 @ ヤンマー

福岡
1
0 前半 0
1 後半 1
試合終了
1
C大阪

Preview 試合プレビュー

J1を目前にした天国と地獄を分かつ90分

2015/12/5 6:32

■アビスパ福岡
高さとサイドのぶつかり合いでは負けられない
 J1昇格プレーオフ決勝という今季最大の一戦を週末に控えるが、井原監督は選手たちの雰囲気について「今までと同じようにやろうと思っているし、否が応でも雰囲気は高まるけど、特に変わった感じはしない」と感じ取っている。リーグ戦8連勝に加え、準決勝でも勝利したことでチームの自信は絶対的なモノになっている。普段どおりの力を出せば結果は付いてくるはず。選手たちも「リーグ戦と変わらない気持ちで練習できている」(末吉)と過剰な緊張感は見られない。
 リーグ戦ではC大阪に2戦2勝しているが、いずれも玉田が不在。試合内容でも特にアウェイでは再三のピンチを中村航の好守でしのぎ、ウェリントンがワンチャンスを仕留めた形だけに圧倒したわけではない。「2勝したけど、苦しい時間は多かった」と末吉も過去2戦を振り返る。互いに高さを誇るターゲットマンを有しているだけに、焦点はセカンドボールとサイドの攻防になるだろう。濱田も「田代さんの高さと丸橋からのクロス」とC大阪のストロングポイントを警戒する。ただ、高さとサイドは福岡の強みでもある。「自分たちは苦しい時間もハードワークで勝ってきた。チーム全体で戦うというのはC大阪よりも上だと思っている」。末吉が言うようにC大阪の優れたタレントたちを福岡の持ち味である組織力で封じ込める。
 リーグ戦の末のトーナメント戦、負ければリーグ戦で積み上げた勝ち点は何の意味も持たない。失うモノが大きいという点は通常のカップ戦の決勝とは違う。しかし、末吉は「リーグ戦は最後、自力ではどうすることもできない状況だった。ただ、今回は勝てば自力で昇格を決められる」とあくまでも前向きだ。勝って昇格をつかみ取る。福岡はその姿勢で挑む。(杉山 文宣)

■セレッソ大阪
最高の精神状態で勝利をつかみに行く
 J1昇格プレーオフ決勝に臨むにあたり、まずはリーグ戦終盤、怒とうの8連勝で上位を猛追し、2位の磐田と同じ勝ち点82まで積み重ねた福岡には敬意を表したい。ただし、いざ試合になれば関係ない。「この舞台は自分たちがつかみ取ったモノ。相手をリスペクトすることは大事だが、リスペクトし過ぎてもいけない」(大熊監督)。
 J1昇格プレーオフを制して今季の目標を果たす。それがこの試合におけるC大阪の立ち位置だ。ただし、引き分けでも勝ち抜けが決まった準決勝とは異なり、リーグ戦の順位が下で迎える決勝は、勝つしかない。積極的に点を取りに行く必要はあるが、失点すると状況は苦しくなる。そのあたりの駆け引きが試合の妙となる。
 C大阪が勝利をつかむためのポイントは主に3つ。①福岡の前線で別次元の存在感を放つウェリントンを抑えること。②サイドの攻防で後手に回らないこと。③GK中村航の牙城を破ること。ウェリントンには、第35節の対戦時(0●1)でも、中村航の1発のキックに抜け出されて決勝点を決められた。ワンプレーで決定的な仕事をする彼をCBとボランチでうまく挟み、自由を奪いたい。また、同じ[3-4-2-1]でも、前線でコンビネーションやフリックを入れて崩しにかかる愛媛とは異なり、福岡は、より個を押し出した力強さがある。球際のバトルも勝敗を分ける大きな要素となる。
 昨季に続き今季も紆余曲折あったC大阪だが、1年でのJ1復帰まであと1勝。練習を見る限り、1発勝負において最も大切なメンタルは、今季最高の状態にある。ピッチに立つ11人だけでなくベンチ入りメンバー7人も含め、各々がやるべきことをやり抜き、聖地・長居で歓喜の瞬間を迎えたい。(小田 尚史)

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