Feature 特集

広島の総合力、底力を示すとき

2015/12/9 9:01



 クラブW杯は華やかで栄誉な舞台だが、同時にタフさが求められる舞台でもある。

 5日にに行われたチャンピオンシップ決勝第2戦・G大阪戦(1△1)から中4日の準備期間が用意されているものの、監督、選手たちは多くの取材やイベントへの出席などで慌ただしい日々を送り、7日夜の最終便の飛行機で羽田へ飛んで8日から開幕戦へ向けた準備を行っている。シーズンを戦い抜いてきた疲労が襲って来る中、選手たちはコンディションを整えることで精一杯な状況だ。さらに今大会は開幕戦を勝利すれば大阪への移動もある。12年は準々決勝でアフリカ代表のアル・アハリ(エジプト)に敗れて、5位・6位決定戦でアジア代表の蔚山現代(韓国)に勝利して5位になった。今大会は前回大会を上回る成績、準々決勝を突破してベスト4入りを果たしたいが、勝ち進むほどタフさが求められる。ハードルは決して低くない。

 厳しい日程を乗り越え、開幕戦のオークランド・シティーをはじめ各大陸の王者たちを破っていくためには、チーム全員の力が必要だ。日々の練習を選手一人ひとりが大切にしてチーム全体で高いレベルの練習を行ってきた成果は、チャンピオンシップの舞台でも証明されたばかり。だが、今大会は控え組が実際にピッチに立って結果を出していくことが求められる。

 広島には現在、試合に飢えている選手がたくさんいる。水本はリーグ終盤の負傷によってチャンピオンシップでの多くの時間をベンチで過ごし、優勝した喜びよりも悔しさを胸に抱えて今大会に臨んでいる。また、野津田は今季前線の競争の波に呑まれ、「死に物狂いでアピールするしかない」と覚悟を決めてトレーニングに臨んできた成果を見せてくれるだろう。丸谷、宮原らも常に高いレベルのプレーを見せている。

 チームの総合力を示してどこまで上っていくことができるか。広島はどれだけの底力を有しているのか。楽しみでならない。(寺田 弘幸)

EG 番記者取材速報

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