今季の個人成績:33試合出場21得点8アシスト
予想をはるかに上回った大活躍
昨季までの主力選手が抜けた前線にドウグラスは「攻撃の核として」(織田秀和社長)迎えられた。ただ、誰がここまでの活躍を予想できただろう。21得点を記録してクラブの歴代外国籍選手の1シーズン最多得点者になろうとは。
10年に来日してから主にJ2でプレー。J1での実績は乏しかったが、もともとドウグラスがポテンシャルを秘めていたことは間違いない。左足のシュート力、高さ、推進力がリーグ屈指であることを証明したシーズンだったが、その最大の武器は真面目で謙虚な人間性だろう。チームメートは彼のチームに献身する姿勢を信頼し、長所を引き出すことに力を注いでいった。そして、ブラジル人ストライカーは「チームの勝利のために」自分の力を示していき、リーグ制覇の原動力となった。ドウグラスと広島はとても幸福な関係が築かれていった。
その関係が来季も継続することを望みたい。が、もうドウグラスは広島のキャパシティーを超えてしまった印象さえある。(寺田 弘幸)