今季の個人成績:27試合出場9得点3アシスト
誰よりもユニフォームを汚したアタッカー
プロ入りしたときから上昇志向は強かった。大分時代を金崎とともに過ごした強化部の吉岡宗重氏は、厳しい練習にも音をあげないプロ意識の強い19歳の姿に感銘を受けたという。再び鹿島で同じクラブに所属するようになり、「(トニーニョ・)セレーゾが好きなタイプだと思う」とにらんだとおり、シーズン序盤から大車輪の活躍を見せた。
意欲的にゴールを目指し、目の前のボールをボロボロになるまで全力で追いかける。泥臭ささえ感じさせるスタイルは、鹿島の選手たちに強い影響を与えた。リーグ戦での得点は『9』と特筆すべき数字ではないが、鹿島の攻撃の中心にいたのは間違いなく金崎だった。
歯に衣を着せることなく「ジーコスピリットとかよく分からない」と明言する。しかし、彼がピッチで示すモノは、チームに対する献身を求めたジーコの考えそのもの。髪を振り乱し、誰よりもユニフォームを汚すアタッカーは、日本代表にも鮮烈な印象を植え付けた。(田中 滋)