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1993年から22年。万博ラストマッチ/天皇杯準々決勝 G大阪×鳥栖 プレビュー

2015/12/25 6:00


Photo: Atsushi Tokumaru

■ガンバ大阪
“シルバーコレクター”に甘んじるつもりはない
 G大阪は、チャンピオンシップ準決勝で勝利を収めて年間2位となり、すでに来季のACL出場権を得ている。それでもチームのモチベーションは一向に下がる気配はない。「タイトルを獲らずに終われない。今季は2位ばかりだったので」(倉田)。ナビスコカップに続き、明治安田J1リーグでも準優勝に終わった大阪の雄にとって、残された最後のタイトルが天皇杯だ。昨季三冠を経験した指揮官と選手たちは“シルバーコレクター”に甘んじるつもりは毛頭ない。
 チャンピオンシップ決勝第2戦から3週間。実戦から離れてはいるが、「鳥栖のほうがインターバルは空いている」(阿部)と試合勘はG大阪に一日の長がある。ただ、右足を痛めた西野や母国に帰国中のオ・ジェソク、さらには藤春が23日から発熱するなど指揮官が嘆く状態だ。攻撃陣は負傷の大森を除けば万全だが、藤春が欠場の場合は、今野のコンバートが濃厚。来季トップ昇格予定の2種登録の左SB初瀬もベンチ入りすることになる。鳥栖には今季1分1敗で相性が悪い。長谷川監督は「チャンスで決め切れないとカウンターの餌食になる」と攻撃陣の奮起に期待する。Jリーグ開幕以来使用し続けてきたホーム・万博記念競技場でのラストマッチを勝利で飾りたい。(下薗 昌記)

■サガン鳥栖
G大阪は相性の良い相手。今回も粘り強く戦う
 11月22日のリーグ戦終了から約1カ月、チームはオフや負荷を調整した練習で、蓄積した疲労を取り除いた。また、先週には3泊4日の日程で大阪でのミニキャンプを実施。負荷を上げ、コンディションを整えるとともに、非公開での練習試合も実施。最も懸念されていた“実戦勘”の回復にも努めた。「シュート意識をもっと上げないといけない」(水沼)という課題は残ったようだが、「ボールを保持しながら、自分たちで動かしてプレーできた。良い感じだった」と岡本が話したように、手ごたえはつかんだ様子。
 ただ、チームは満身創痍だ。チェ・ソングンとキム・ミンヒョクは、基礎軍事訓練参加のために韓国に帰国中。チェ・ソングンは24日に再来日しているはずだが、サッカーから離れていたため戦列復帰は厳しいだろう。さらに豊田も12月中旬から体調不良による離脱が続いており、G大阪戦での復帰は難しい見込み。「紅白戦もできない」(森下監督)が、総力戦で挑む。G大阪にはリーグ戦通算4勝1分1敗と相性は良い。「我慢強くできていること。それと相手(の心臓)はヤット(遠藤保仁)さん。僕らはそれをチームで理解してやれている」と早坂はその要因について語る。G大阪の嫌がる粘り強い試合運びで勝利を狙う。(杉山 文宣)

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