Photo: © Atsusi Tokumaru
■ガンバ大阪
リベンジへ。広島撃破に確かな手ごたえ 今季のチャンピオンシップで雌雄を決するべく争った両雄が、舞台を変えて再び激突する。あくまでも天皇杯準決勝という位置付けだが、G大阪にとってはチャンピオンシップのリベンジという意味合いも持つ。
今季5度目の対戦。「互いに手のうちは分かっている。リベンジしたい」と丹羽が言えば、阿部は「準決勝では広島とやりたかった」。1勝1分2敗と負け越している広島相手にチームは必勝を誓う。
中2日の試合だが移動のハンディもなく、チームに疲労感はまったくない。ただ、風邪の影響で準々決勝・鳥栖戦(3◯1)を欠場した藤春は27日の練習でも咳が止まらず「体重も3kg落ちた」(藤春)状態。指揮官にとっても頭が痛い状態だ。
ただ、チームには“対広島”のマニュアルが備わっている。チャンピオンシップでは長沢を1トップに配置し、広島のパス回しを封印。「手ごたえはあったし、うまく広島の良さを消せていた」(遠藤)。エース宇佐美も準々決勝で2得点。「広島に力で劣っていると思ったことはない」(宇佐美)。もう広島相手に遅れをとるわけにはいかない。(下薗 昌記)
■サンフレッチェ広島
ポイントは我慢。最終ラインがカギを握る
チャンピオンシップ決勝の再戦となる天皇杯準決勝。意地と意地がぶつかり合うタフな試合になることは間違いない。心身ともに戦闘態勢を整えて臨みたいところだが、それも簡単ではない状況だ。120分間を戦った準々決勝(FC東京戦・2◯1)の疲労を中2日でリカバーすることは至難である。
ただ、広島はメンバーを入れ替えながら12月のタフな日程を戦って結果を残してきた。チームは一つにまとまり、総合力を高めている。指揮官は自信を持ってメンバーを送り出せるだろう。
元日決勝へ進むための最大のポイントは我慢だ。9月以降、複数失点を喫した唯一の相手となるG大阪(CS決勝第1戦・3◯2)の攻撃陣を抑え、無失点で試合を進めながら途中出場の選手がギアを上げていく展開に持ち込みたい。最終ラインは塩谷が出場停止となる中で、どこまで我慢強く失点を抑えられるか。ポゼッション面での安定も含め、千葉、水本、宮原の3選手のパフォーマンスは試合展開を左右することになる。我慢強く試合を進めることができれば、ブレイクの1年を走り続ける浅野が勝利をもたらしてくれるはずだ。(寺田 弘幸)