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味スタ総力戦。譲れない優勝への想い/天皇杯準決勝 浦和×柏

2015/12/28 10:10


Photo: © Office La Strada

■浦和レッズ
体力面のアドバンテージを生かせるか
 準々決勝・神戸戦(3○0)から中2日で迎える準決勝。当然、疲労が心配されるが、準々決勝で前半に3点のリードを奪ったことで「試合をコントロールしながら進めた」(ペトロヴィッチ監督)。後半はある程度、次の戦いも視野に入れて無理をせずに戦い、交代カードも早い時間帯で3枚切り、武藤、那須、宇賀神を休ませることができた。一方、柏は準々決勝・仙台戦で120分+PK戦を戦っており、体力面でアドバンテージがあることは間違いない。
 何より準々決勝は「(チャンピオンシップ準決勝で)G大阪に負けてしまった(1●3)ことでメンタル的に難しい部分もあった」(武藤)ことに加えて公式戦から1カ月ほど遠ざかるという状況だった。しかし、その中で自分たちらしいサッカーを見せて完勝できたことはメンタル的にも好作用をもたらすだろう。
「次のステップに進むためにも絶対に天皇杯のタイトルは大きなものだと思うし、取りたいという気持ちが全員一致している」(宇賀神)。悲願のタイトルまであと二つ。まずは「目の前の試合を全力で戦って」(興梠)決勝を目指す。(菊地 正典)

■柏レイソル
頂点への渇望。柏から世界へ行くために
 4強の中で優勝への渇望が一番強いチームは、間違いなく柏だ。リーグ戦の結果ですでに来季、アジアで戦うことが決まっているほかの3クラブと違い柏は来季、アジアで戦う資格を手にしていない。準々決勝・仙台戦(3△3・5PK3)のスタンドで繰り返し歌われた“柏から世界へ”のチャントは、天皇杯の先にあるクラブの針路を表現したものだ。
 ただ、浦和は当然ながら強敵で、今季も1分1敗。2試合とも終了間際の失点で勝ち点を失った。
 準決勝はMF秋野が出場停止で、120分間の激闘から中2日というスケジュールの厳しさもある。となれば選手の入れ替えは当然あるだろう。
 一方で準々決勝で出場停止だった鈴木、体調不良で帯同しなかった小林と茨田が復帰しており、全員で戦える態勢はある。
 戦術的にも攻撃時は5トップ気味に人を掛けてくる浦和に対して、アンカーが最終ラインに落ちる5バック気味の守備陣形を使うこともあり得るだろう。選手層の厚さ、戦術の引き出しを求められる準決勝は、いつもと違う柏の姿を見られるかもしれない。(大島 和人)

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