チャンピオンシップの決勝に続いて今季5度目の対戦となった広島戦。「もう広島に負けるわけにはいかない」(丹羽)というリベンジマッチの側面を持った準決勝で、G大阪の和製エースが躍動した。
準々決勝を欠場した藤春が復帰しほぼ万全のG大阪に対して、広島は出場停止の塩谷やドウグラスらを欠く苦しい布陣。7分に宇佐美が技ありの先制点を叩き込むと、G大阪が試合の主導権をつかみとる。
「先制したのは大きかった。その後はうまくコントロールできた」(丹羽)。明らかに攻めに迫力を欠く広島を押し込みながら、その後はややスローペースで進んだ試合後半、広島がJリーグ王者の意地を見せ始める。
後半、皆川と柏を投入し、攻撃へのギアを入れると茶島がゴール前に飛び出し、G大阪を脅かす。ただチャンピオンシップ決勝2試合で先制点を奪いながら勝ち切れなかったG大阪が、東口を中心にピンチをしのぐとそこからの長谷川采配がズバリ当たる。65分にピッチに送り込まれた長沢が74分、ポスト役となって宇佐美の2点目を演出し、広島を突き放す。さらに終了間際に長沢が蹴り込んで3-0。前年度王者が意地を見せ、連覇に王手をかけた。(下薗 昌記)