■浦和レッズ
ペトロヴィッチ監督
必ず勝利できるという自信を感じられた
「(ハーフタイムに配られたコメントで最初に『我慢して戦うこと』とあったが、今日の選手たちの我慢をどう評価しているか?)私が見た選手たちの戦いぶりというのは、彼らはしっかりと我慢してゲームを進められば必ず自分たちが勝利できるという自信を感じられた。必ず自分たちは勝つんだ、勝てるんだという自信が彼らの落ち着きをもたらしたと思うし、それが勝利につながったと思っている。われわれはこの2年間、リーグでタイトルを落としたシーズンが続いた中で、最後に勝者が称賛されるというのは分かるが、試合自体はわれわれが上回っている試合が負けた試合も含めてシーズンをとおしてほとんどだったと思う。ただ、勝てないとなかなかそれを認めてもらえない。だからわれわれはせめて天皇杯のカップを手にして、自分たちがやってきたことが間違いないんだということを認めてほしいという思いのもとにカップ戦を戦っている。われわれはこれまでタイトルを手にしていない。それゆえに自分たちがやっているサッカーがなかなか評価されないということがあると思う。もちろんスポーツの世界で勝者が称賛されるのは十分に理解している。ただ、われわれは自分たちが間違っていないんだと、われわれのサッカーは素晴らしいサッカーなんだということを認めてもらうためにタイトルという目に見えるものを手にしたい。今シーズン、年間優勝というタイトルを逃したが、せめて天皇杯だけでも取って、良い形で締めくくりたいと思っている」
FW 20 李 忠成
性分的に力が出ちゃう
「ミシャ(ペトロヴィッチ監督)から決勝に向けてコンディションを整えるために(ベンチスタート)、ということは聞いていた。延長で俺と(興梠)慎三が二人が入って、『どっちかが決めるでしょ』と話していたので、自分が決められてよかった。(FC東京戦や柏戦と古巣に強い印象があるが?)性分的に力が出ちゃう(笑)。もっと成長した姿を見せたい、負けたくないという気持ちがあるので、その強い気持ちだと思う」
GK 1 西川 周作
チュンくんに期待はすごくあった
「(PK戦も頭によぎっていた?)いや、まったく。(120分が終わったら)それはそれで切り替えようと思っていた。チュンくん(李)が(準々決勝・)神戸戦で『自分の大会にしたい』と言っていたので、やってくれるかなという期待はすごくあった。“チュンソンタイム”に入ったのかなと感じている(笑)。取り出すと止まらなくなっちゃうタイプなので、そうなってほしい。決勝でも点を取ってチームに勝利をもたらしてほしい」
DF 4 那須 大亮
我慢ができている。良い傾向
「我慢ができている。攻撃にしても焦れずに回せている。前半はなかなか中が開かなくて、周りからすると『外ばっかりで回して』っていう感じに見えたかもしれないけど、僕にとっては相手を動かす作業が後々に効いてくるので、それがすごく大事だった。守備に関しても焦れずにリスクマネジメントをしつつ、みんなが体を張っていた。そういうことがまたできているのがすごく良い傾向じゃないかなと思う」
MF 8 柏木 陽介
出られなくても仕方ない
「(負傷交代したが決勝は?)やる気満々、気持ちは。自分の中では(決勝も)行ける最善の準備はするけど、そこからは足との相談になる。痛いのに無理矢理プレーしてチームに迷惑掛けるのは一番イヤなことやから。今日は俺がけがした中でみんな頑張って戦って、苦しんで勝ったものやから、そういう選手たちにチャンスを与えられると思っているし、出られなかったら悲しいけど、それも仕方ないかな。持ってないかな」
MF 22 阿部 勇樹
続けることは簡単なことで、一番難しい
「もちろん難しい試合になるとは思っていたけど、我慢して。勢いに乗っている人(李)が点を取ってくれたので、それで逆にチームとしても勢いが出ると思うし、失点ゼロで抑えられたことはプラスになると思う。何度も言うように続けてやっていく。それは簡単なことで一番難しいことだと思っているし、その大事な部分で自分たちらしさを出せるか出せないか。そこは楽しんでやりたい」
■柏レイソル
吉田 達磨監督
これからも柏レイソルをよろしくお願いします
「全体の流れで言えば計画どおり。立ち上がりの何分かをしのぎ、慣れる時間帯をうまく過ごせて、そこからは描いていたとおりのペース配分だった。(クラブを去るにあたってサポーターへのメッセージは?)僕もこんな人間ですから、いつもベタベタ挨拶するわけではなかったし、どう思われているかということは察しが付いている。ただこれだけ長くこのクラブにいたし、サポーターには感謝とかありがとうとか、そういう言葉では語れないような思いがある。ただ今季に関して言えば、彼らがどう思おうと、厳しいことを指摘されようと、とにかくこの仕事を完成するんだという意思を持っていた。一時的に悲しむことがあっても、将来的に笑うことになると確信していた。サッカーを変える、創るということは生易しいことではないから、少し線を引かなければならない状況だった。サポーターのところに行きましたけれど、選手と握手したり抱き合ったりして言葉を発することができなかった。ACL(出場権獲得)を届けられなくて申し訳ありませんということと、これまでありがとうございましたということを言いたかった。これからも柏レイソルをよろしくお願いしますということを伝えたいと思う」
MF 7 大谷 秀和
少ない決定機をモノにできなかった
「今日メンバーに入ってない選手、応援してくれたサポーターの人たちを元日の決勝の舞台に連れて行けなかったことは非常に残念。5バック気味で、浦和のサイド(への守備)をまずはっきりさせるということがった。ボールを持たれてもあまり焦ることはなかったし、持たれてイヤだという感じもなかった。少ない決定機を、セットプレーを含めてモノにできなかったことが大きかった。あとは取られた瞬間に(浦和の)プレスが、迫力を持ってくるところで、もっと勇気を持たなければいけなかった。チームが長年(吉田)達磨さんを監督にするために動いてやっていたのに、なかなか継続がないのは、少しクラブとしても考えなければいけない部分。クラブがアカデミーから一つ柱を立てて、同じサッカーを、というのは聞いてもいた。ようやくでき上がったところで、1年で(退任)と言うのは、プロの世界なので結果を残さなければ続けていけないのは十分に承知しているけれど、チームとしてどういう方向に進んでいくかというのは、来シーズン以降に向けてものすごく大事になってくる。危機感を持って選手たちもやっていかないといけない」