■ガンバ大阪
長谷川 健太監督
なんとしても広島を叩く気持ちが結果に結び付いた
「大阪で試合があって、また広島が相手ということで選手たちも気持ちの入った試合をした。サポーターの絶対に勝てという熱い気持ちのこもった声援に応えることができた。選手が90分間を通じて集中力を保ちながら、戦ってくれた結果が今日のような結果になった。もちろん広島はチャンピオンシップに比べて、クラブW杯でけが人が出たり、疲労などでベストコンディションではなかったが、天皇杯のベスト8の試合(準々決勝のFC東京戦)を見てもチームとして自信を持っているし、誰が出ても戦うんだというチームとして質の高いサッカーをしていた。今日も多少はメンバーが変わっていたが、決してメンバーが変わったからといって、こちらの選手に気持ちの余裕が出たことはなかった。やはり広島とはリーグ戦の終盤も勝てず、ここ3試合は2敗1分という結果だった。今日はなんとしても広島を叩くという強い気持ちが今日の結果に結び付いた。(宇佐美)貴史の1点目も素晴らしかったしパトリックも65分ぐらいまで攻守で精力的にプレーしてくれた。ただ、1点を取ったあと、少しラインが下がったが、後半に修正ができた。広島の交代選手が出てきてギアが上がってからが本当の勝負だと思っていた。皆川(佑介)を入れて、柏(好文)を入れて広島もアグレッシブにプレーしてきたが、倉田(秋)が左サイドで攻守にアグレッシブにしてくれた結果が2点目につながった」
MF 7 遠藤 保仁
パトリックがボールを取る回数も多かった
「結果的に3-0だし、後ろも辛抱強く戦った。先に点が取れたし、追加点も我慢しながら取れたので、最後のほうはラクにプレーすることができていた。(パトリックが守備でも機能したが?)ああやって守備にも参加してくれると後ろは助かるし、パトリックが後ろから突いてボールを取る回数も今日は多かった。先に点を取れたからこその展開だけど、ああいう形にできれば今日のようなサッカーができる」
FW 39 宇佐美 貴史
選択肢を使い分けようと考えながらできている
「(点が取れていなかった時期と感覚が変わってきた?)変わらない。ただ、異様に落ち着いていた。1点目なんて異様に落ち着いていたし、そういう落ち着きは(ゴールを)取っていく中で必要なんだなと感じた。(2点目については?)パトリックにボールが入って、落としがすごく良かった。ファーストタッチした瞬間に相手の股しか狙っていなかった。選択肢を使い分けようと考えながらできているのは自分にいい材料だと思う」
■サンフレッチェ広島
森保 一監督
G大阪はわれわれの良い目標になる
「G大阪の選手、スタッフの皆さん、クラブの皆さん、そしてサポーターの皆さん、元日での決勝進出おめでとうございます。われわれは今日0-3のスコアで負けてしまいましたけど、選手が自分たちの力を、いまできることを、この試合にすべて出し切ってくれた。負けたのは本当に悔しい。どんな状況でもタフに戦い続けて、しぶとく勝利を収めていくことをやってきて、それが今日はできなかったのでまだまだチームとして力を付けていかないといけないと思いますけど、選手たちは今できるすべての力を出し切ってくれた。そして、チームとしてバラバラになることなく、最後までチームとして戦う姿を見せてくれた。これまでの戦いも含めて、選手にはご苦労様という言葉を掛けたいと思っています。この12月で8試合目でした。チャンピオンシップ、クラブW杯、天皇杯と続いてきた。もっと言うとその前の11月の後半から頂点を目指す戦いをしてきて、本当に心身が極限の中で消耗する中でも、われわれらしい戦いをしてくれた。この天皇杯は本当に疲労困ぱいの中、準々決勝でしぶとくFC東京に勝って今日の試合まで辿り着いたことを本当に誇りに思いたい。ただし、来年を戦うにあたって、この負けた悔しさをしっかりと持っておかないといけない。来年はJリーグとACLを並行して戦う中で、これくらいの連戦はやっていかないといけない。今回は優勝が懸かった試合がすごくあったので、実際は8試合ですけど、もっと多くの試合をこなしたくらいの負荷がかかっていたと思います。われわれはそういうタフな連戦の中でも結果を出していけるように、来年は今日の試合で足りなかったことをしっかりとトレーニングで加えて臨みたいと思います。あと、今日でわれわれのシーズンは終わってしまいましたが、われわれがここまで戦ってくることができたのも、われわれを支援、応援してくださる方々のおかげだと思います。今日もサポーターの皆さんがたくさん駆け付けてわれわれを応援してくださり、そしてこれまで一年間応援していただき、ありがとうございました」
ーーリーグ戦で出場機会の少なかった選手たちの評価は?
「まったく問題なかったと思います。もちろん、攻撃の部分、守備の部分で肝になるところ、アタッキングサードでのクオリティーを高めないといけないし、最後にどうやって相手を止めるか。失点を防ぐかためにどうやって守るかという部分で課題が出たと思います。ただ、内容的にはわれわれは先制されましたけど、同点に追い付くチャンスは十分にあったと思いますし、経験の浅い選手もそこまで大きな問題はなかったと思いますし、彼らはこれまで結果を出しているから起用しました。ただ、来年は本当に2チームぶんの戦力がなければ難しい。12月は選手を代えても結果を出してきたことを自信にして、勝つためのクオリティーを上げていかないといけない。今年われわれは52試合を戦いましたけど、ガンバさんは約60試合の試合をこなしていると思います。それで、ACLは準決勝まで行き、ナビスコは決勝、リーグ戦もチャンピオンシップ決勝の舞台まで勝ち進み、今回の天皇杯も決勝まで勝ち進んでいる。すべての大会で優勝に絡む戦いができていることは本当に素晴らしいと思いますし、われわれにとってはいい目標になる。そういう戦いがわれわれもできるようにしていきたいと思います」
FW 29 浅野 拓磨
もっと何かやれたんじゃないか
「悔しさしかないです。0-3で敗れましたけど、決め切るところで決め切っていればどうなっていたか分からなかったと思います。結果を見れば完敗ですけど、もっと何かやれたんじゃないかと思う。このチームでやれるのは最後になりましたけど、まだまだ成長しないといけないと思います。早い時間帯に失点してしまって、相手は堅い守備からカウンターを狙ってきていて難しさも感じていましたけど、時間が経つにつれてボールを受けてしかける場面も増やしていけたけど、そこからゴールにつながっていない。まだまだ自分に足りないものはたくさんあるなと感じました。宇佐美さんのシュートは本当にうまかったですし、見習っていかないといけないと思います」
ーーこれからはリオ五輪を目指す戦いが待っているが?
「オフもなく次に切り替えないといけない。しっかりと頑張らないといけないと思っています。今シーズン、チームで手に入れたものをすべて出すことができればなと思います。休みがないぶん、そんなに今日の悔しさを引きずらなくてもいい。今日、明日は今日の試合のことを振り返ると思いますし、時間が経てば経つほど悔しさが大きくなってくると思いますけど、オリンピック予選の舞台で今日の悔しさをぶつけられるように頑張りたいなと思います」
MF 6 青山 敏弘
0-3、悔しい
「悔しいです。0-3、悔しい。ここで満足している選手はいない。厳しい試合になることは承知でやってきましたけど、勝つことで成長してきましたし、もう一つ成長するチャンスがあったんで、それを逃した悔しさと、単純にこの試合に負けた悔しさがあります。
ーー思うように試合を組み立てられなかった?
「先制点をやられたことがあるのは間違いないですね。ずっと先制点を取られている。今年一年間やってきたことは粘り強くやることなんだけど、あっさりとやられている。それでは自分たちらしさはなかなか出ないんだけど、それでも逆転する力は身に付けてきたし、実際にもう少しのところまではいけていた。でもそれが結果にならなかったんで、まだ成長しないといけないと思います」
ーー12月のタフな戦いが来年につながっていく?
「まだ来年のことはあまり考えていないです。今日の試合を勝てないと来年も勝てないと思うし、それがいまの実力なんでまた上積みをしないといけないと思いますけど、ここから始められればいいと思う。今日出た選手が何を思うか。やれた選手もいればできなかった選手もいる。自分自身もできなかった部分が今日は大きかったけど、後半はチームとしていいサッカーができたと思う。切れてもおかしくない中で、可能性はあったと思う。そこは成長してきたところなんだけど、そこから結果を出せるか出せないか。もっと突き詰めていきたいと思います」
MF 37 宮原 和也
一つひとつのことを突き詰めたい
「失点しないことが大事だし、(ゴール前で)つぶせるかってことが大事になる。一つの寄せの甘さだったり、そういうことで(勝負が)決まってくると思うので、一つひとつを完璧にできるようにこれからやっていきたい。1失点目もあそこで俺がつぶせていたら良かったなって思うし、そういう一つひとつのことをもっと突き詰めていきたい。少し開けただけでも打ってきて、それが入れば流れは変わってくる。まだまだ甘いと思いました。悔しいです」
MF 16 山岸 智
6年間の思いを思いながらプレーできた
「ピッチに立つときは0-2で負けている状況だったので、なんとかして1点、2点と取っていきたいと思って入りましたけど、なかなか試合に入っていくことができなかった。でも、最後に広島の選手としてピッチに立って、6年間の想いっていうのを想いながらプレーできて、思い出に残りましたし、これからもまだサッカー人生を続けていこうと思っているんですけど、そこに役立てていきたいと思います。準々決勝から試合の前はいろいえおな感情がありましたけど、決勝まで行こうってみんなで話していたし、自分もなんとか力になろうと思っていた。結果は残念でしたけど、内容の濃い6年間を過ごさせてもらったので悔いはないです」
ーーチームメートたちは最後まで一緒に戦いたいと話したが?
「本当に一人で戦っているわけじゃないことを実感しました。今年1年、僕自身が苦しい状況に置かれていたのをチームメートも分かってくれていた。なんとかして最後に笑顔で終われるようにみんな全力を尽くしてくれていたと思います。そういう気持ちを今日はヒシヒシと感じながらプレーできたので、本当に言うことはないです」
ーー広島で過ごした6年間はどんな時間でしたか?
「川崎Fで苦しい時期を過ごしたときに声を掛けてもらって、最初はミシャさん(ペトロヴィッチ監督)が監督をやっていましたけど、本当に素晴らしいサッカーを展開していたし、ポイチさん(森保監督)に代わって守備の基礎がしっかりと築けてタイトルを獲れるチームになった。そういう中に自分がいられたことを本当に誇りに思います。キャリアアップをさせてもらったなと思うし、本当にすごくうれしい。退団するのはちょっと残念ですけど、こういう素晴らしい経験ができたことをこれからのサッカー人生に生かしていければなと思いますし、サポーターの方々が最後まで僕の名前を呼んでくれたことに感謝したいなと思います」