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[FC東京]城福浩が帰還。初仕事は最適解の模索/ストーブリーグ特集

2016/1/6 18:00



FC東京

 新たに城福浩監督を迎えて、FC東京の16シーズンはスタートする。
 チームの陣容は昨季から大きく変化した。最大のポイントとして挙げられるのが、チームの得点機に多く絡んでいた左SBの太田宏介の移籍。オランダ・フィテッセに旅立った日本屈指のレフティーの穴を埋めるのは容易ではない。長年磐田でプレーした元日本代表の駒野友一を補強し、当分は徳永悠平と駒野が対戦相手に合わせて左右両サイドを担うことになるが、いずれにしても太田の攻撃力を失ったことがチームにあらゆる影響を及ぼすのは間違いない。
 新指揮官は今オフの補強に関して、ゲームメーカーと前線の選手を要望したという。前線では、指揮官が甲府時代に起用していた阿部拓馬を獲得。中盤では試合を作れる梶山陽平が昨季はけがで長期離脱し、16シーズンの出来も不透明。そのため、韓国代表で攻撃力の高いMFハ・デソン(北京国安)の獲得が決定的だ。ほかにはGKやサイドアタッカーにも新顔が並ぶFC東京。加入組と既存選手のベストな組み合わせを見付けることが、新指揮官の初仕事となる。 ( 西川 結城)

城福TOKYO第2章。4つのポイントTOPIC 1

POINT 1 GK
権田の移籍が決定的。新守護神は一体!?
 長らく正GKとしてプレーしてきた権田修一は、日本代表FW本田圭佑が実質オーナーを務めるオーストリア3部のホルンに期限付き移籍することが決定的。昨季途中から戦線を離脱してきた守護神は心機一転、海外へ挑戦することになった。正GKの座は、昨季からプレーする榎本達也と今季湘南から加入する秋元陽太が争う形に。経験豊富な榎本とシュートストップに定評のある秋元。互いに特長の違うGKが一つのポジションを競い合う。

POINT 2 左SB
駒野を獲得も、大き過ぎる太田の穴。
 何と言っても太田宏介が抜けることは手痛い。武藤嘉紀(マインツ)とともに、マッシモ・フィッカデンティ前監督が率いたチームを支えてきた存在で、クロスやセットプレーで発揮される左足の精度はどんな戦い方でも重宝される武器だ。そんな絶対的な存在を失った中、クラブはベテランでクロスに定評のある駒野友一を獲得。ただ、徳永悠平を含めて、レギュラー候補のSBがいずれも30代という点は、年間をとおして戦う上で懸念材料となる。

POINT 3 ボランチ/ゲームメーカー
中盤に新風を吹き込む。韓国代表MFが加入か
 城福サッカーにおいて、中盤の構成力は重要なポイントだ。高い技術とパスセンスを誇る梶山陽平の復帰が待たれるが、ほかのボランチ勢は米本拓司、高橋秀人ら守備に特長を持つ選手ばかり。クラブは新たなゲームメーカーを探していた。新潟のレオ・シルバらとも交渉していたが、ボールさばきと推進力を兼ね備える韓国代表ハ・デソン(北京国安)の獲得が決定的。ACLでJクラブとも対戦経験を持つ大型MFが、中盤に新風を吹き込む。

POINT 4 アタッカー
 最も補強を進めてきたのが攻撃陣。城福新監督が甲府時代に重用していた阿部拓馬を獲得し、前線で前田遼一とコンビを組むことが濃厚だ。また運動量豊富なプレーが売りの水沼宏太も鳥栖から加わった。左右両サイドで質と量を兼ね備えた動きが求められる。さらにリオ五輪を目指すU-23韓国代表のユ・インスも光云大(韓国)から加入。サイド、前線と両方でプレーできるスピード豊かな若きアタッカーが先発争いに加われるかも注目だ。

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