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韓国代表GKが続々とJへ/ストーブリーグ特集

2016/1/6 18:00


Photo: © Getty Images

セレッソ大阪

韓国代表GKが続々とJへ昨季、あらためて示されたGKの重要性
 川崎Fへの加入が決定した韓国代表GKチョン・ソンリョンを始め、韓国代表歴を持つGKが今オフ、Jクラブのターゲットとなっている。4日に福岡への加入が決まったGKイ・ボムヨンや5日に神戸加入が発表されたGKキム・スンギュも14年のブラジルW杯メンバーに選ばれた実力者でチームのレベルアップに一役買ってくれることは間違いない。
 昨季はチャンピオンシップの復活というレギュレーションの変更もあり、例年になくGKの活躍が目立つシーズンとなった。優勝した広島のGK林卓人はシーズンMVP級の活躍を見せ、チャンピオンシップ、天皇杯ではG大阪GK東口順昭の活躍も記憶に新しい。浦和の1stステージ優勝を支えたのもGK西川周作だった。またJ2では柏から福岡に期限付き移籍していたGK中村航輔の活躍も印象的だった。その中でGKの重要性が見直されたという部分はあるだろう。そこでJクラブが目を付けたのは韓国の実力者たち。彼らが16シーズン、Jのピッチでどんなプレーを見せるのか注目だ。

GK チョン ソンリョン(韓国代表) 川崎F加入決定
1985年1月4日生まれ(31歳)
190cm/86kg 前所属:水原三星
 西部洋平はセービングに定評があった一方で、ボールをつなぐ技術面で物足りなさを露呈。今オフに清水へ移籍した。昨季の中盤から先発の座を射止めた新井章太は西部に足りない足元の技術を武器に指揮官の信頼をつかんだものの、セーブの部分では前任者と比べると劣るものがあった。そんな中加入したのが韓国代表のGKチョン・ソンリョン。国際舞台で通用するレベルのセービング力もあり、キックも水準以上。総合値では間違いなく即戦力である。ただ、この異色なチームで先発を奪えるかは、言葉の壁も含めて簡単ではない。安易なボールの処理を誤る癖もあるため、即先発とまでは言い難い。しかし、ポテンシャルは本物だ。 (竹中 玲央奈)

GK キム スンギュ(韓国代表)神戸加入決定
1990年9月30日生まれ(25歳)
187cm/76kg 前所属:蔚山現代
指揮官のリクエストに応えられる実力者
 昨年12月の早いうちから獲得は「ほぼ決まりみたい」との声が続々と挙がっていた韓国代表GKキム・スンギュ。ネルシーニョ監督はGKに対し、守備においては“前に出る”ことを求め、攻撃ではビルドアップによどみなく参加できることを求める。韓国代表の正GKを奪った25歳は、指揮官のリクエストに応えられる選手だろう。昨季のリーグ戦34試合で49失点した守備の改善への期待感は高そうだ。ただ、山本海人、徳重健太という二人の正GK候補を抱えている中で、GKの補強がなぜ必要か。各ポジションにレギュラー格を二人ずつというのがチーム構成の基本的な考え方だけに補強への違和感はある。 (小野 慶太)

GK イ ボムヨン(韓国代表)福岡加入決定
1989年4月2日生まれ(26歳)
194cm/90kg 前所属:釜山
トップリーグへの強い思いで福岡への移籍が実現する
 幾度となく好セーブで福岡の堅守の象徴となった中村航輔の柏復帰はあまりにも大きな痛手だ。単なる穴埋めでは意味がないため、あくまでも実力者の獲得を目指した。当初は日本代表の六反勇治の獲得を目指したが失敗。次のターゲットは韓国代表のイ・ボムヨンだった。所属していた釜山が水原三星との入れ替え戦に敗れ、Kリーグ・チャレンジ(2部)への降格が決定。トップリーグでのプレーに強い意思を見せる本人の意向もあり、福岡への加入が決まった。韓国代表という実績を持つ194㎝の大型GKの加入は福岡にとっては心強い。不安材料があるとすれば釜山でリーグワースト2位の失点数を記録していることとイ・ボムヨンにとって初の海外挑戦となること。チームにいかに早く馴染めるかが重要になるだろう。 ( 杉山 文宣)

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