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サガン鳥栖
新指揮官は決まった。しかし編成の遅れは否めない
最大の注目は監督人事になった。スポンサーの強い意向もあり、豊富な資金のバックアップを受け、ドイツ・ブンデスリーガ優勝の実績を持つフェリックス・マガト氏の招へいを目指した。一旦は基本合意に達したが年末になり状況が一変。マガト氏からの断りが入り、破談となってしまった。監督が未定のまま、越年という危機的状況で白羽の矢を立てたのが前FC東京監督のマッシモ・フィッカデンティ氏だった。
中国あるいは日本での指揮を希望していたフィッカデンティ氏と早急に監督を決めたい鳥栖、両者の思惑が一致し、フィッカデンティ氏が離日する前日の3日に契約内容を詰め、推定年俸1億2000万円で基本合意に至るというスピード決着となった。危機的状況の中、フィッカデンティ氏という実績のある監督と契約を結べたことは不幸中の幸い。しかし、藤田直之、水沼宏太といった主力が移籍。キム・ミンヒョクは中国クラブから狙われており、キム・ミヌも兵役が近付いている。監督人事の混乱により、編成の遅れは否めない。クラブはSBを最重要補強ポイントとしているが、巻き返しは簡単ではない。 ( 杉山 文宣)