松本山雅FC
昇降格にかかわらず、主力を引き抜かれるのはプロビンチャの宿命と言える。松本もその例にもれ籍。特にロングスローやFKなどセットプレー時の核として機能していた岩上の不在は率直に痛手だが、2年越しのラブコールの末に加入した宮阪政樹がその代役となってくれそうだ。幾度となく直接FKからゴールネットを揺らしてきた右足だけでも武器となるが、攻守に精力的なスタイルも松本に合致しており、早い段階で溶け込んでくれるはず。
また昨季は最終ラインの人材難に泣いたこともあり、當間建文、安川有と実力派CBを2名獲得。前線では、期限付き移籍で加入していた14年にJ2リーグで7得点を挙げJ1昇格に貢献した山本大貴は計算の立つ即戦力だ。
強いて挙げれば平均年齢が高くなっている点は今後の課題だが、退団が多い中でも、昨季主軸を担った選手を含めて選手層は質量ともに厚みを増している。各選手が複数ポジションをこなせるため、4バックなど布陣変更の可能性も高い。
2年ぶりのJ2を戦うにあたり、指揮官がどのような策を練るのか括目したい。 ( 多岐 太宿)