Feature 試合プレビュー

大事な初戦。屈辱の記憶を生かせるか/AFC U-23選手権2016

2016/1/13 12:00


Photo: JFA

 リオ五輪アジア最終予選の開幕が迫ってきた。北朝鮮との初戦の2日前にあたる11日夕方には、会場
のグランド・ハマド・スタジアムで公式練習を行い、芝生の感触を確かめた。その後の取材エリアでは選手たちは「初戦が大事」、「いまは初戦のことしか考えていない」と口をそろえるように語った。
 どんな大会においても初戦を白星で飾るに越したことはない。だが、それが短期決戦となれば“絶対”だ。初戦での勝利はチームに計り知れない勢いをもたらし、初戦での敗北はチームから自信を奪い取る。そのショックから立ち直るには相当な時間とパワーを要し、気付けば大会が終わってしまう。
 選手たちもそのことを身に染みて分かっている。遠藤航ら93、94年生まれの選手が出場した12年のAFC・U-19選手権では初戦でイランに完敗(0●2)。なんとか決勝トーナメントに進んだが、準々決勝でイラクに1-2と屈した。南野拓実ら95、96年生まれの選手が臨んだ14年のAFC・U-19選手権でも中国との初戦を1-2で落とし、準々決勝で北朝鮮にPK戦の末に敗れた。一発勝負での脆さが最大の敗因ではあるが、初戦に勝ってはずみを付けられなかったという点で同じ過ちを犯しているのだ。そんな男たちが語る「初戦が大事」という言葉にはリアリティーがある。
 その大事な初戦に向け、ゲームプランにブレはない。「前半は失点しないことが大事。試合の入り方に気を付けて、焦って攻撃しないようにしたい」と明かすのは大島僚太だ。パワープレーや肉弾戦を辞さない北朝鮮に対し、どこまで辛抱強く対応できるか。勝負の後半に仕留められるか―。
 注目の先発は6日に行なわれたシリアとの練習試合(2○1)のメンバーが基本となるはずだ。インフルエンザを患い、9日から復帰した遠藤が名を連ねるかどうか。「準備はできている。あとはやるだけ」。主将も臨戦態勢に入っている。(飯尾 篤史)

関連カテゴリ

EG 番記者取材速報

League リーグ・大会