Feature 特集

五輪切符を取って、この世代の可能性を示したい/DF 5 岩波 拓也(神戸) インタビュー②

2016/1/13 12:03


Photo: JFA

―一方で守備への手ごたえはいかがですか。
「自分たち(守備陣)は無失点を継続できています。中東遠征では、守備の部分では手ごたえがありました。二つの練習試合で45分とフル出場、自分が一番多く試合に出場しましたが、違う選手と組んだとしてもゼロ(無失点)に抑えるのが当たり前ですし、アジアではゼロに抑えていかないといけないと感じています。それが当たり前のようにできつつあるのは良くなっている証拠だと思います」

―守備に関しては相当な自信を得ているのですね。
「テグさん(手倉森誠U-23代表監督)や秋葉(忠宏)コーチは守備面で細かく指示を出してくれています。ラインの上げ下げや球際であったり、ボールを奪いに出て行くことであったりに対して、すごく細かく練習中から要求しています。それが自分の中で意識として持てていますね。ラインの上げ下げはヴィッセルでやっていない部分なのですが、それを代表ではしっかりとやれています。ディフェンスラインの全員がそれを言われていますからみんなの意識が高く、守りやすさを感じています。コンパクトさを保つことができているので、守備は良いのかなと感じています。それに、自分の周りにはスピードのあるSBや、ボランチには(遠藤)航とかボールを奪える選手がいてくれます。なので、自分は前だけ、限られた守備範囲に全力で集中することができています」

―アジアを勝ち抜く難しさは感じますか。
「自分の国の状況が不安定だと(大会が行われる)国に1日でも多くいたいという思いがあると思います。紛争地域もありますから。そういう気持ちは日本よりも強くて、戦いに対する気持ちはすごく強いです。イラクは特にそれを感じますし、アジアはいろいろな国の状況があって、その中で日本は本当に恵まれていると感じます。なので、初戦(・北朝鮮戦)がとても大事になります。U-17のときは初戦に勝つことができて予選を突破できましたが、U-19は予選の初戦でイランに負け、かろうじて予選突破はしましたけどイラクに負けて終わりました。初戦に負けると乗ることができないというのがあります(※)。気持ちも落ちていってしまう。最終予選の相手は北朝鮮、タイ、サウジアラビア。1回負けると厳しくなると思っています。初戦で勝ち点3を奪えればすごく大きい。その後の戦いを計算できるのでかなり大事になります」
※2011年U-17W杯メキシコ大会ではグループリーグ初戦でジャマイカを1-0で下して好発進。準々決勝でブラジルに2-3で敗れた。一方、13年のU-20W杯トルコ大会を目指し、12年にAFC・U-19選手権に出場したU-19日本代表はグループリーグ初戦でイランに0-2で敗戦。準々決勝でイラクに1-2で敗れ、U-20W杯出場を果たせなかった。

連続出場を途切らせるわけにはいかない
―北朝鮮、タイ、サウジアラビアの順番で対戦することになります。相手の特徴は把握されていますか。
「大体の国の特徴は伝えられています。北朝鮮はA代表の試合で出ていたFWの選手たちが中心になっています。守ってカウンター、セットプレーとクロスだと思います。タイは細かい(パスをつなぐ)し、A代表の選手も多くて簡単には勝たせてくれないでしょう。サウジもカウンター。中東のチームは点を取られるとあきらめたり、ファウルしてきたりすることもあるので、先制点が大事になりますね。対戦する順番は結構、良いと思います。北朝鮮は最初にやりたい相手。(東アジア杯で)A代表との試合で得点を決めた選手(FWパク・ヒョンイル)は、デカくて強い印象があります。みんなそれを知っていますからイメージはできていると思います。ロングボールを入れてくるので、楽しみです。A代表のCBでも(競り合いに)負けていましたし、最終的に試合にも負けました。あの試合は『この選手とやらないといけないのか』と思いながら見ていました。槙野選手(浦和)とかにも勝っていましたから、相当強いんだと思います(※)」
※15年8月21日、東アジア杯第1戦で日本代表は北朝鮮代表と対戦。1-2で敗れた。190cm以上とされるFWパク・ヒョンイルは交代出場し、決勝点を決めている。

EG 番記者取材速報

League リーグ・大会