Photo: @ Norio Rokukawa
初戦を終えて見えた課題と収穫〜課題編〜
拙い試合運び。そして“らしくない”プレー
とにかく慌ただしい試合だった。「奪ったら、まず相手の裏を狙う」(MF遠藤航)というコンセプトではあるものの、すべて狙える状況にあるわけでもない。にもかかわらず、多くの場面で日本の選手はみすみすボールを失った。
これが相手にリードを許している状況なら焦りが出るのも分かるのだが、日本は早々にリードを奪った側である。相手をいなす余裕があるべきだった。その中心となるべきMF大島僚太が明らかに緊張した様子で、あまりにも“らしくない”ボールタッチのミスや不用意なボールロストが目立ち、なかなかリズムを作れない。相棒の遠藤が病み上がりという中で、責任感の強さが裏目に出た部分もあるが、勝負である以上は同情もできない。
改善を図るべく一番手で投入されたMF矢島慎也も“らしくない”プレーでボールを失うなど、平常心を保つという心理面の強さを発揮できなかったのは、より大きなプレッシャーのかかる決勝トーナメントを見据えても大きな課題となった。(川端 暁彦)