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[浦和]意識せず、口に出さず。それでも狙うはもちろんタイトル/Jジャーナル

2016/1/18 6:00



 悲願成就へ向けて。ミシャ(ペトロヴィッチ)体制になった12年以降、常に優勝争いをしながらタイトルに手が届かなかったが、5年目となる今季は槙野智章が「来季以降に向けても今季が大一番というか、危機感がある1年」と語ったように、今まで以上に勝負の年と言える。
 ペトロヴィッチ監督は「ほかの方と同じようなコメントにならないように発言しようと思う」と前置きした上で、リーグ戦、ACL、ナビスコカップ、天皇杯とすべての大会で昨季を上回ることを目標に掲げた。ペトロヴィッチ監督自身が言ったように“タイトルとは口にしなかった”が、少なくとも天皇杯は決勝に進出した昨季以上の成績は優勝しかありえず、目標がタイトル獲得であることを暗に示した。
 今季から10番を背負う柏木は「獲れるタイトルは全部獲りたいと思っている」としながらも、「タイトルを獲ることだけを意識してプレーすると自分たちの良さがなくなっていくと思うので、自分たちの良さを出すために、しっかりサッカーを楽しむ」と話した。また、槙野は「タイトルという言葉を口にするほどの力は僕たちにはないと思うし、その資格もない」と表現。そして「それ以前に自分たちが置かれている立場を理解することと、自分たちがやらないといけないことをもう一度、見つめ直す」と続けた。それはタイトル獲得を必要以上に意識することがむしろ足かせになることを避けるのはもちろん、裏を返せばそれこそがタイトルを獲得するために必要な意識とも言えるだろう。逆にそれだけタイトルへの意欲が強いという言い方もできる。
 選手は昨季から「一つタイトルを獲れば変わる」と言い続けてきた。16年、浦和は今季を新たな黄金期の幕開けとすることができるか。(菊地正典)

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