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[G大阪]他チームがうらやむ豪華攻撃陣。あとは指揮官の用兵次第/Jジャーナル

2016/1/20 6:00


Photo: CORACAO

「今季は非常に楽しみな年なのかなと思う」
 昨季同様の過密日程が待ち受けるにも関わらず、長谷川健太監督はあえて「楽しみ」という言葉を口にした。昨季は新戦力の補強が奏功せず、苦しい持ち駒でのやり繰りを強いられた指揮官にとって、他チームがうらやむ豪華な陣容が攻撃陣にそろった新シーズンとなった。
「どういう形でチームを作るのか、組み合わせは考え始めればキリがないほど」
 長谷川監督はうれしい悲鳴を口にしたが、中盤から最前線までの陣容を考えれば、それも納得だ。
 移籍が懸念された宇佐美貴史が残留し、パトリックとの2大エースは健在。さらにチャンピオンシップと天皇杯でパトリックとは異なる存在感を見せた長沢駿も虎視眈々と出番を待つ。
 そんな前線に新たな可能性をもたらすアデミウソンという万能アタッカーも加わった。
 昨季は[4-4-2]と[4-2-3-1]を併用した大阪の雄だが、長いシーズン中には課題も露呈した。
 まず着手すべきは“戦術パトリック”の代案だ。ツボにハマったときの爆発力は天皇杯決勝(浦和戦・2○1)でも証明済みだが、引かれた相手やフィジカルでのゴリ押しが通用しないACLでは、“戦術パトリック”が無力化されるきらいもある。そんな中で期待が懸かるのが、周囲も生かせる元U-21ブラジル代表FWだ。「どういう対応をされてもゴールを割る陣容が今季はそろっている」と長谷川監督も語る。
 もう一つの課題だったサイドの人員にもテコ入れを実施した。「キム・ボギョンは獲れなかったが、藤本(淳吾)が来てくれた」と長谷川監督は左利きのMFにも期待を寄せる。
 攻守両面でアップダウンが不可欠な両サイドは、もっとも疲労が蓄積するポジション。清水時代からの愛弟子の加入で、倉田秋や阿部浩之、大森晃太郎らとのハイレベルなターンオーバーが可能となった。「あとは私(の采配)次第じゃないかと思う」と自らに言い聞かせるように言い切った長谷川監督。まさに、その手腕が問われる16シーズンとなりそうだ。(下薗昌記)

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