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川崎F、20周年。節目の年にタイトルを/Jジャーナル

2016/1/20 16:00



“らしい”仕掛けにあふれた新体制発表会見。明確な目標設定も
 合計3時間半に渡って行われた壮大な川崎Fの新体制発表会見は、今年もさまざまなサプライズや仕掛けがあった。藁科義弘社長をはじめ首脳陣がそろって目標を“タイトル”と位置付けるのは毎年のごとく変わらなかったが、クラブ創設20周年の節目にその目標を達成することは、取り巻く環境からも“義務”でなければならないと感じさせるモノだった。
 5月に完成する新クラブハウスの説明では、シャワールームやトレーニングルームの充実度が語られ、「選手をフィジカル、メンタルの面で支えていくことになる」と藁科社長は口にした。そして、新加入選手の獲得にあたっては昨季と同様に技術のある選手を中心に集める中、セットプレーからの失点を減らすという明確な目標が語られたことが印象深い。その中で肝となるのがチョン・ソンリョンとエドゥアルド・ネット、そして奈良竜樹の獲得だったと庄子春男GMは語った。だが、川崎Fは守備に重きを置くチームではない。攻撃的なサッカーでタイトルを穫るためには二ケタ得点の選手を複数輩出する必要性があると庄子GMは述べており、「上位の3チームであれば10得点を超える選手が2名は存在する」と具体例も語った。そういった点で期待されるのが新加入の狩野健太、森本貴幸、原川力だ。特に森本が背負う9番の選手はここ数年、活躍できぬままチームを去ることが続いているため、この不吉な流れを払しょくしてもらいたい。
 オフ・ザ・ピッチの面ではJAXAと人気漫画『宇宙兄弟』との合同企画“宇宙強大プロジェクト”として川崎市内の小学校へ宇宙教育をともに推進するという川崎F“らしい”プロジェクトも発表された。また、友好協定を結んでいる陸前高田市に建設された上長部グラウンドにて、7月に仙台とのフレンドリーマッチを行うことも発表。ピッチ外でのスポーツを組み込んだ地域貢献というスタンスは、衰え知らずである。今季もオンとオフの両面で話題をさらうことになるだろうが、節目の年に悲願を達成してもらいたい(竹中玲央奈)

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