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城福トーキョー、初戦は琉球とスコアレス
城福トーキョーの今季初の対外試合には、二つの狙いがあった。
FC東京は、Jリーグ・スカパー! ニューイヤーカップの初日となった24日、キャンプ地の国頭陸上競技場でJ3の琉球と対戦し、スコアレスドローに終わった。0-0で迎えた80分、途中出場のFW阿部が自ら獲得したPKのキッカーを務めたが、相手GKに阻まれてしまう。全体的には琉球に押し込まれる時間帯もあり、あわやの場面も作られてしまった。だが、粘り強く戦い、0-0で試合を終えた。
若手選手を主体としたメンバー編成で臨んだこの一戦には、選手層の底上げという狙いがあった。昨季、満足な出場機会を与えられなかった選手の多くが、この日の先発メンバーとして名を連ねた。城福監督も「若手の突き上げは、補強と同じ意味を持っている。チームの力を発揮するためには高い(レベルの)競争が欠かせない」と語っている。
しかし、まったくと言っていいほど、昨季実戦経験を積むことができなかった若手も多く、試合勘はまだ十分とは言えなかった。加えて激しい練習が続いていたため出足も遅く、苦戦を強いられてしまった。
そして、もう一つのポイントが、2月9日のACLプレーオフに向けた選手の見極めにあった。おそらく指揮官は、ある程度のメンバーを絞り込んでおり、残りは前線の組み合わせに悩んでいるようだ。そのため、この日も、若手に混じってサンダサ、ネイサン・バーンズ、水沼、阿部、河野を45分間起用。それぞれの状態を注視していた。「課題が見えたことが収穫」としながらも、試合後の城福監督の表情からは確かな手ごたえがうかがえた。(馬場 康平)