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琉球の完勝だった。カテゴリーが上の東京Vに対して堂々としたサッカーを展開。「(24日の)FC東京戦(0△0)のほうがボールを持てた」とキム・ジョンソン監督は話したが、この試合では別の顔ものぞかせての勝利となった。先制点は田辺が自陣でボールを奪い、そこからの縦パスに反応した藤澤がGKをあざ笑うかのようにループで決めた。そして、75分の追加点はセットプレーから。いずれのゴールも狙いとするコンビネーションプレーではなかったが、目的が勝利とゴールである以上は評価すべきだろう。
守っても東京Vをわずかシュート3本に抑え込み、盤石の内容で2-0の勝利を手にした。決勝点を挙げた藤澤は「チームが始動したときは半信半疑だったけど、いまやっているサッカーはおもしろい」と充実感を口にする。地元・沖縄で琉球旋風が吹き荒れ、沖縄ラウンド優勝に王手をかけた。
対する東京Vは格下相手にまったく良いところなく敗れた。新たにテストしている3バックシステムが機能しなかったことが直接的な敗因だ。低調な出来の選手たちを見た冨樫監督は「いきなりうまくいかないのは想定内。でも今日はボードの中で自分が置かれているマグネットの位置を意識し過ぎた」と渋い表情。今後も可能性を模索していくことになるが、新システム導入には時間がかかりそうだ。 ( 藤井 雅彦)