神戸の16年シーズンが始まった。J1で最も遅く、開幕戦となる甲府戦までちょうど1カ月というタイミングでのスタートとなった。27日に開かれた新体制発表会見の席上、ネルシーニョ監督は、天皇杯・準々決勝・浦和戦(0●3)が実施された昨季12月26日までの蓄積された疲労をとることを重視し、始動日に合わせて個々に練習メニューを用意してこの日を迎えたことを話した。さらに、村野晋強化本部長からはけが人を“出さない”メディカル分野のマネジメントを強化すること、若手の育成を継続させる方針などが明かされた。その上でネルシーニョ監督は指揮2年目の今季を「神様がくれたチャンス」と形容し、「昨季とは比べものにならない、内容と結果が伴う仕事をしなければならないと肝に銘じている」ことを強調。池田敦司社長は「悲願の初タイトルを獲得できるように取り組んでいく」と力強く話した。
新体制発表会見に先立ち、チームはいぶきの森球技場で初練習を実施。30分走だけの静かなスタートを切った。三原雅俊は「個々にメニューが出され、みんなが準備してきた。開幕まで短い感じはあるが、沖縄でみっちりやると思う」と31日から始まる沖縄キャンプを見据える。練習場ではクラブスタッフやアカデミーコーチの姿も見られ、掲げるスローガン『一致団結』の実現へクラブの総力を挙げる覚悟ものぞいた。新加入の藤田直之は「苦しい時期もあるが、一つの方向に向かうことが大事」と話した。
新体制発表会見では引き続き選手補強を進めていることも明かされた。沖縄キャンプまでは体力測定などを行い、キャンプ後には練習試合や岐阜とのプレシーズンマッチを経て、1カ月後の開幕戦に臨む。(小野 慶太)