Feature 特集

動じない姿勢がチームの柱に/AFC U-23選手権2016 EG採点

2016/2/1 11:30


Photo: © JFA

EG平均採点6.50

監督 手倉森 誠

「神懸かっている」という表現も出るくらいに、今大会の手倉森采配は際立っていた。大会MVPならぬMVCを選ぶなら、手倉森誠監督で決まりだろう。

 大失敗だった決勝・韓国戦(3○2)のハーフタイムでの交代にしても、そこから2点のビハインドを負いながら“逆転できる気配”をなぜか感じて泰然自若の用兵を見せるあたり、並大抵の胆力ではない。

 事前の準備も結果として万端だった。当初構想していた23名の決定を先延ばしし、直前の中東遠征ではメンバー外になっていたMF豊川雄太とMF三竿健斗を加える決断も結果として吉に出た。二人ともベンチでも腐ることなく盛り上げ役に回れるキャラクターがあり、豊川に関しては戦術的にもフィットしていた。天皇杯で勝ち進んだチームから選ぶ選手の数を絞り込んだコンディション重視の選考も含めて、指揮官の決断は総じてポジティブに作用した。

 ただ、用兵以上にチームを支えたのは、常にポジティブに振る舞う人間性だった。ダジャレの使い手という話ではなく、苦しい状況だろうとまるで動じた素振りを見せず、対外的には常に「勝てると思っていた」と楽観主義を貫いた姿勢こそが、自信を欠いていた選手たちを支える原動力となった。


※本紙1700号 の特集「亜細亜の頂に立った23名の若き侍と、それを率いた名将」にて全選手のEG採点・寸評を載せております。

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