激震が走った。大宮との練習試合で負傷交代したラフィーニャが、右ひざ前十字じん帯損傷で全治6〜8カ月の見込みと診断された。受傷直後こそ一度ピッチを出たが、その後はプレーを再開。別項で触れたように自らのシュートでゴールシーンに絡んだことから、途中交代したものの大事には至らないと思われていた。しかし、精密検査の結果は最悪のモノだった。「今季はもう難しいのではないかと思う」(エリク・モンバエルツ監督)。横浜FMは順調なら1トップの席に収まるはずだったストライカーを失う緊急事態に直面した。
こういったアクシデントがなかったとしても、クラブは「今季のチーム編成はまだ完了していない」(長谷川亨社長)と明言していた。空いている外国籍枠を活用する見とおしだったが、ラフィーニャの離脱によって補強の必要性はより増すことになった。チームに同行している下條佳明チーム統括本部長は「(補強を)もちろん考えなければいけない。幸いにして移籍ウインドーはまだ開いている」と話す。もとより模索していた補強にとどまらず、複数選手の獲得も視野に入れるべきかもしれない。
オフにアデミウソン(G大阪)が退団し、キャンプ中のアクシデントでラフィーニャが長期離脱を余儀なくされた。純日本人のアタッカー陣では昨季からのグレードダウンは否めず、このままでは攻撃が機能しないのは明白。4日から宮崎での2次キャンプが予定されているが、ピッチ内でのチーム作りよりもピッチ外での仕事が忙しくなりそうだ。(藤井 雅彦)