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鹿島1-0千葉
鹿島が主導権を握るも、決定力が勝敗を分ける
千葉は勝利か引き分けで優勝、鹿島は勝たなければ2位で終わる状況となったニューイヤーカップ宮崎ラウンド最終戦。その中で勝負を分けたのは決定力の差だった。
互いに主力中心のメンバー構成となった中で、序盤から試合の主導権を握ったのは鹿島。個の力で上回ると、SBの西や山本脩が高い位置へと顔を出し、千葉陣内に攻め込んだ。10分には遠藤がミドルシュートを放ち、16分にも右サイドを突破した西の折り返しに中村が反応。しかし、「[4-4-2]の(守備)ラインをしっかりと作れた」(近藤)という千葉守備陣を前になかなか得点を奪えない。
一方で千葉は山本真とアランダのダブルボランチが、良い状態でボールを受けられない場面が散見。前線にボールを入れられず、20分に船山が放ったバー直撃のミドルシュートが前半唯一の決定機だった。
後半に入っても、流れは鹿島。55分には高崎がゴール前で左足を振り抜くが、GK佐藤優のセーブに阻まれた。すると、我慢強い守備で奮闘していた千葉が徐々に反撃を開始。「相手のスペースがどこに生まれているかをしっかりと見極めていた」と関塚監督が話すように、ボールを奪うとシンプルな攻撃で相手の背後を突いた。そして、76分。アランダの縦パスに反応した船山が右サイドを切り裂くと、ゴール前にリターンパスを送る。これにアランダが右足で反応すると、エウトンがコースを変えて決勝点。決定力で鹿島を上回った千葉がニューイヤーカップ宮崎ラウンドを制した。「チームを作っている段階」と関塚監督は話すが、J1の鹿島に勝ったことはチームに大きな自信をもたらすはずである。 (松尾 祐希)