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[柏]今季初のJクラブとの実戦。白星で監督の要求に応える/Jジャーナル 柏×浦和 マッチレポート

2016/2/8 11:30



柏3−2浦和

見えてきたメンデス色。中央の守備とサイドの攻撃

 一言でいえば、ミルトン・メンデス色の浸透が見て取れた練習試合だった。柏は開幕戦の相手でもある浦和に対して、1月30日の鹿屋体育大戦(5○3)で生じた守備の課題を修正。「(メンデス監督から)中央をしっかり閉めるように指摘された」(今井智基)ことを踏まえ、前後左右の距離感を縮めたコンパクトな陣形で浦和の攻撃を迎え撃った。

 立ち上がり、柏は強度の高いプレスで流れをつかんだ。8分にはディエゴ・オリベイラの前線での守備から左サイドを崩し、エデルソンが先制ボレーを決める。浦和に外のスペースを突かれてボールの保持を許し、耐える場面も少なくなかったが、そこは織り込み済みだった。中を固めることで相手を外に押し出しつつ、危険なスペースにパスを入れられたら球際に踏み込むというメリハリのある守備で、柏は思惑どおりに試合を運んだ。40分に李忠成の得点で追い付かれたが、47分に大津祐樹が決めて、主力中心のメンバーで戦った1、2本目を1点リードで終えた。

 先発組のセンターFWに入ったのはディエゴ・オリベイラ。持ち味のドリブルはもちろん、前線から相手のボールをよく追い、CBを背負ってキープするたくましさも見せた。ワントップとしての適性を見せ、両ウイングの打開力を引き出す起点になっていた。

 昨季は主に中盤の底でプレーしていた茨田陽生はトップ下に移った。パスの出し手としての動きに加え、今季は最終ラインの背後への動きを強く要求されているという。タイミングがズレて決定機に至る場面はなかったが、この試合も狙いは見せていた。

 ポジション争いが激化しているのはCB陣。メンデス監督はこの試合だけで4通りの組み合わせを試している。現状は4名のCBが横一線で競い合っており、ここから連係も含めて見極めていくのだろう。

 3本目以降は両チームがそれぞれ1点を奪い、柏が3-2で試合を終えている。選手たちが新監督の要求する攻守の狙いを表現してみせた、今季初のJクラブとの実戦だった。(大島 和人)

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